2018年8月15日 (水)

また『ミッション:インポッシブル』を楽しむ

ようやく『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』を劇場で見た。前作『ローグ・ネーション』と同じクリストファー・マッカリーの監督だが、映画としての出来は前作の方が上かもしれない。しかしトム・クルーズの頑張りぶりが神がかっていて、最後まで気が抜けなかった。

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2018年8月14日 (火)

入院して考えたこと:その(1)

実は1週間ほど入院していた。病院に向かいながら、最後に入院したのは1980年夏だったことを思い出した。何と38年前のこと。だから入院に何が必要か全くわからない。まるで数泊国内旅行に出かけるような気分で、小さなスーツケースを持って出かけた。

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2018年8月13日 (月)

『脱出』のローレン・バコール

ディズニーを除くあらゆるハリウッドのメジャー会社において、ほぼすべてのジャンルで傑作を作ったハワード・ホークス監督にとって、『脱出』(1944)はとりたてて傑作とは言えないだろう。私も1999年に全作品上映を企画した時は、この映画にはさして惹かれなかった記憶がある。

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2018年8月12日 (日)

日本人はよく食べる

昔、展覧会の仕事をしている時に、フランス人とイギリス人に「日本人はよく食べる」と言われたことがあった。彼らは展示作業をしていても、毎日我々が昼も夜もきちんと食べるのに驚いていた。地方に一緒に行くと、朝食もしっかり食べる私を見て、目を丸くした。

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2018年8月11日 (土)

映画『在日』からわかること

ドキュメンタリー映画『戦後在日五十年史 [在日]』(1997)の「歴史篇」をDVDで見た。これだけで2時間15分だが、もう1つ2時間強の「人物篇」がある。ともに監督は呉徳洙で、「歴史篇」を見るだけでも「在日」の苦難の歩みに圧倒される。

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2018年8月10日 (金)

『「右翼」の戦後史』に考える

いつも「右翼」とは何だろうと思っていたので、最近出た安田浩一著『「右翼」の戦後史』を読んだ。この著者はヘイトスピーチをする人々を取材した『ネットと愛国』(2012)が抜群におもしろかったが、この本も今の「ネトウヨ」という存在を絶えず意識しながら過去に遡る。

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2018年8月 9日 (木)

『泣き虫しょったんの奇跡』に泣く

9月7日公開の豊田利晃監督『泣き虫しょったんの奇跡』に泣いてしまった。もともと囲碁・将棋は皆目わからないが、新聞社にいたので馴染みがある。新聞社の事業部は囲碁や将棋の大会を主催するし、文化部には専門の記者がいる。

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2018年8月 8日 (水)

私にも承認欲求が

最近、「承認欲求」という言葉をよく聞く。心理学的な正確な定義は知らないが、誰もが他人に認めてほしい欲求を持つ、ということだろう。実際に大学で教えていると、どんな怠け者の学生でも(あるいは、こそ)、この欲求があるのがよくわかる。

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2018年8月 7日 (火)

『ウインド・リバー』の雪の冷たさ

猛暑に一番効く映画を見つけた。上映中のテイラー・シェリダン監督のアメリカ映画『ウインド・リバー』では、冒頭から最後まで雪の冷たさを強烈に味わうことができる。

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2018年8月 6日 (月)

縄文展のありがたみ

上野の東京国立博物館で9月2日まで開催の「縄文 1万年の美の鼓動」展にやられた。土器や土偶や装飾品などが並んでいるだけだが、そのすべてが何ともありがたく、愛おしくさえある。私は陶芸や彫刻は普段あまりピンと来ないが、これは違った。 

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2018年8月 5日 (日)

『1987、ある闘いの真実』の迫力

少し前に見た韓国映画『タクシー運転手』では、1980年の光州事件について「初めて知った」と思ったが、9月8日公開のチャン・ジュナン監督『1987、ある闘いの真実』でも、また同じ思いを抱いた。隣の韓国の最近の話なのに。

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2018年8月 4日 (土)

暗澹たる読書:その(6)『和解のために』

最近の「韓国学習」の一環として、朴裕河(パク・ヨハ)著『和解のために』を読んだが、暗澹たる気持ちになったので、少し前のシリーズに加える。2005年に出た韓国語版に続いて2006年に日本語版が出た時、大きな話題になったのを記憶している。

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2018年8月 3日 (金)

『寝ても覚めても』の息づかい

9月1日公開の濱口竜介監督『寝ても覚めても』を見た。『ハッピーアワー』があまりに衝撃的だったので、ちょっと心配だった。今回は東出昌大というスターを起用しているし、119分という普通の長さだし。

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2018年8月 2日 (木)

もう一度だけ、夢の話

最近韓国のことをよく考えているせいか、先日見た夢は、敗戦後に釜山で帰国船を待つというものだった。中国や韓国の船は戦勝国なので、安全だが運賃が高かった。美空ひばりは中国の船で帰っていった。私は金がなくて日本の船を待った。

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2018年8月 1日 (水)

『ゲッベルスと私』の老女の顔

岩波ホールで今月3日までのドイツ映画『ゲッベルスと私』を見た。かつてナチスドイツの宣伝大臣、ゲッベルスの秘書を務めたブルンヒルデ・ポムゼルにインタビューしたものだが、チラシの老女の白黒写真が気になっていた。とにかくこんなに皺の多い顔は見たことがない。

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2018年7月31日 (火)

『レディ・バード』の快さ

グレタ・ガーウック監督の『レディ・バード』をようやく劇場で見た。ここに書いたように2週間ほど前にこの映画を見に行ったが、間違えて別の映画を見た。もう縁がないかと思ったが、ぎりぎりで間に合った。

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2018年7月30日 (月)

『海を抱いて月に眠る』に心揺さぶられる

例の「朝鮮半島」学習の一環ではあるが、深沢潮が今年3月に出した『海を抱いて月に眠る』を読んで、心が大きく揺さぶられた。オビの佐藤優氏の「感動で全身で震える傑作」は誇張ではない。

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2018年7月29日 (日)

オゾンの新しい仕掛け

フランスのフランソワ・オゾン監督は、毎回違った手法を見せて楽しませる。8月4日公開の『2重螺旋の恋人』は何を繰り出してくるかと思ったら、双子の両方を好きになる女を主人公にしたサスペンス・ホラーだった。

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2018年7月28日 (土)

冷房なしで過ごせるか

この数日はすこしマシだが、この夏はとにかく暑い。大学で働き始めた10年前と比べても、ずっと暑くなった。10年前は大学に行く時は7月でもジャケットを着たが、今はそれは無理。裾をズボンに入れる普通のシャツも暑いので、Tシャツにカジュアルなシャツを羽織るくらい。

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2018年7月27日 (金)

『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』に驚く

湯浅弘章監督の長編商業映画デビュー作『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』を映画館で見て、その才能のきらめきに驚いた。監督は39歳でこれまで短編などで受賞歴も多いが、今年一番の「新人」ではないか。

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2018年7月26日 (木)

エルメスの「彼女と。」を見る

実は、ファッション・ブランドが好きだ。それぞれが自分の世界を構築しているのを見るのは楽しい。実際にはまず買わなくても、ヨージ・ヤマモトやイッセイ・ミヤケの服が店に並んでいると、心が躍る。

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2018年7月25日 (水)

日本統治下の韓国映画:その(5)『半島の春』

『家なき天使』と同じ1941年に作られた李炳逸(イ・ビョンイル)監督『半島の春』も、プロパガンダ色は濃くない。日本語はかなり出てくるが、日本人は出てこない。2015年末にフィルムセンターで見て、かなり好きだった記憶がある。

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2018年7月24日 (火)

チアシードの効果か

前にここに書いたが、藤田紘一郎氏の本を読んで、「チアシード」なるものを試してみた。少し前に「スーパーフード」と話題になった南米産の植物の種だが、どうもこの効果が出たようだ。

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2018年7月23日 (月)

『グッバイ・ゴダール!』への違和感

ミシェル・アザナシウス監督の『グッバイ・ゴダール!』は試写で6月に見ていたが、その時に感じた違和感を正直に書くために、公開後にアップする。タダで見ているのに公開前に否定的な意見を書きにくいこともあるが、それ以上に見た人によって感想が異なると思ったから。

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2018年7月22日 (日)

「琉球 美の宝庫」展の爽やかさ

猛暑のピッタリの美術展を見た。サントリー美術館で9月2日まで開催中の「琉球 美の宝庫」展で、多くの島々からなる「琉球王国」から爽やかな風が吹いてくる思いがした。

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2018年7月21日 (土)

『ルーム・ロンダリング』の微妙さ

ちょうど池袋で空いた時間にぴったりだったので、片桐健滋監督の『ルームロンダリング』を見た。実は題名を聞いて、原田ひ香の小説『東京ロンダリング』の映画化だろうと勘違いしていた。この小説はかなり印象に残っていた。

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2018年7月20日 (金)

『在日二世の記憶』をめぐって:続き

在日2世のへインタヴューを集めたこの本には、映画関係者が何人かいる。有名なのはプロデューサーの李鳳宇(リ・ボンウ、1960年生まれ)さんだろう。『誰も知らない』『パッチギ!』『フラガール』で3年連続で『キネマ旬報』のベストワンを取ったプロデューサーである。

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2018年7月19日 (木)

ようやく『正しい日|間違った日』を見る

これまで何本のホン・サンス作品を見たか忘れたが(どれも似ているので)、なぜか今回は4本とも見たいと思った。たぶん年を取って、この監督の一見いい加減そうに見えて、なぜか現れる奇跡的な時間に浸るのが楽しくなったのだろう。

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2018年7月18日 (水)

真夏の健康法

10年ほど前から健康診断で胆石を指摘されているが、かなりやばくなってきた。この夏は、それに五十肩の痛みが加わった。そんなこともあって、最近は妙に健康を意識している。果物と野菜のジュースは毎朝飲んでいるが、今年の夏はミックス・ナッツを買っておいて朝よく食べる。

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2018年7月17日 (火)

日本統治下の韓国映画:その(4)『家なき天使』

日本統治下の韓国映画は、『軍用列車』(38)からプロパガンダ色が出てきたことは、前に書いた。これは題名そのものの「軍用列車」という存在が、日本軍のための輸送列車だった。しかしその後の映画にはプロパガンダ色があまりないものも多い。

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