2018年2月20日 (火)

『きょうも傍聴席にいます』に涙する

ちょっと書くのが恥ずかしいが、最近一番泣いた本が幻冬舎新書『きょうも傍聴席にいます』。実は「朝日新聞デジタル」つまり朝日のネット版で連載されているもので、「朝日新聞社会部編」だが、抜群におもしろい。そして何回も泣ける。

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2018年2月19日 (月)

カッコいい早川雪洲

フィルムセンターの「発掘された映画たち2018」で早川雪洲主演の『男一匹の意地』(コリン・キャンベル監督、1921年)を見た。何と旧ユーゴのセルビアのアーカイブで見つかったものを、日本のイマジカでデジタル復元したもの。

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2018年2月18日 (日)

「ルモンド」紙に出たアルマーニの制服問題

私は仏「ルモンド」紙電子版に無料会員登録をしているので、毎日ニュース一覧がメールで送られてくる。記事は月に10本までは無料なので時々読むが、主要ニュースで日本が話題になることは最近は少ない。

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2018年2月17日 (土)

『はじめてのおもてなし』に唖然

ドイツ映画『はじめてのおもてなし』のくだらなさに唖然とした。確か朝日、日経、毎日の映画評で絶賛されていたし、なによりかなり客が入っているという話を聞いて、ぜひ見たいと思った。大学の入試業務の合間を見つけて、文字通り映画館に駆け込んだ。

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2018年2月16日 (金)

『アマゾンの料理人』を読んで

もし人生をやり直せるなら、一度やってみたいのは料理人だ。世界中で修行した後に、一番食材が好きになった土地で、それを生かした料理を出す店を作りたい。そんなことを考えていたら、本屋で太田哲雄という人の書いた『アマゾンの料理人』という本があった。

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2018年2月15日 (木)

BPMのストレートさ

3月24日公開のロバン・カンピヨ監督『BPM ビート・パー・ミニッツ』を見た。去年のカンヌでグランプリと国際批評家連盟賞を取ったということで期待して見に行った。確かに、最初から最後まで緊迫した画面にストレートに圧倒された。

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2018年2月14日 (水)

驚異のルドン展

ある画家の大きな個展を見ると、これまでの見方が大きく変わることが多い。三菱一号館美術館で5月20日まで開催中の「ルドン―秘密の花園」展は、まさにそういう展覧会だった。オディロン・ルドンは、印象派の画家たちと同時代だが地味な印象が強かった。

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2018年2月13日 (火)

柳澤寿男のドキュメンタリーを初めて見る

柳澤寿男のドキュメンタリーはこれまで山形の映画祭やアテネ・フランセで上映されていたが、今回シネマヴェーラで初めて見た。『甘えることは許されない』(75)と短編3本だったが、なかなかおもしろかった。

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2018年2月12日 (月)

留学生について考える

昨年末に「朝日」の記事で、オーストラリアに中国人留学生が増えているという内容があった。そのこと自体は日本も含め先進国ならどこでも起きていることだが、驚くべきは「留学」が国の産業として大きな収益をあげているという点だ。

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2018年2月11日 (日)

世界のヌーヴェル・ヴァーグを追って:オルミ

イタリア映画史に「ヌーヴェルヴァーグ」的な動きがあったのかと言うと、それは疑わしい。何しろ共に1906年生まれのロッセリーニとヴィスコンティがいて、ネオレアリズモでイタリアのみならず世界に影響を与えたアヴァンギャルドだったから。彼らは小津(03年生まれ)や成瀬(05年生まれ)の世代だ。

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2018年2月10日 (土)

南方熊楠の驚異的生涯

上野の国立科学博物館に「南方熊楠」展を見に行って「アンデス文明展」を見た話はここに書いた。もちろんその後に熊楠展も見たが、小ぶりの展覧会なのに迫力は満点だった。

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2018年2月 9日 (金)

『ハッピー・エンド』の悪意

ミヒャエル・ハネケの映画には悪意がある。正確に言えば、人間の中にある悪をアイロニーと共にクールに描く。まるですべての人間に悪が備わっているのを見通すように。3月3日公開の『ハッピー・エンド』もまた、いつものように題名とは裏腹にとんでもない終わり方をする。

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2018年2月 8日 (木)

フィルムセンターが独立

一昨日からフィルムセンターが「国立映画アーカイブ」として4月1日から独立するというニュースが流れている。これまで東京国立近代美術館(東近美)に所属する組織だったものが名前を変えて独立するということだが、映画好きでもこのニュースの意味はわかりにくいかもしれない。

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2018年2月 7日 (水)

体が干からびてゆく

久しぶりに旧友と会って「老けたな」と思うのは、普通は白髪やハゲの進行具合を見た時だ。私の場合は50代後半にしてはどちらもまあ大丈夫だが、最近感じるのは「体が干からびてゆく」ということ。

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2018年2月 6日 (火)

『羊の木』の微妙さ

吉田大八監督の新作『羊の木』を劇場で見た。試写状が来た時はどんなにおもしろいだろうと期待していたが、時間が合わなかった。ならば映画館でと楽しみに出かけたが、私にはちょっと微妙な出来具合だった。

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2018年2月 5日 (月)

古代アンデス文明展の衝撃

「南方熊楠展」を見に上野の国立科学博物館に出かけたら、それは常設展の一部で企画展は「古代アンデス文明展」だったので、そちらも見ることにした。企画展は高いがそのお金で常設展も見られるから。

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2018年2月 4日 (日)

裕仁皇太子の渡欧映画を見る

フィルムセンターの特集「発掘された映画たち2018」で、裕仁皇太子(後の昭和天皇)の1921年の渡欧映画を2本見た。共に大阪毎日新聞社の製作で『皇太子渡欧映画 総集編(仮題)』(76分)と『東宮殿下御外遊 実況 大正十年』(6分)。

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2018年2月 3日 (土)

気になる3人の訃報

今年になって、昔から妙に気になった3人が相次いで亡くなった。野球選手の星野仙一が70歳で1月4日、評論家の西部邁が78歳で1月21日、政治家の野中広務が92歳で1月26日。たぶん西部邁は知らない人も多いと思うが、私にはなぜか気になる人だった。

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2018年2月 2日 (金)

『馬を放つ』の神話性

3月17日公開のキルギス映画『馬を放つ』を見た。監督のアクタン・アリム・クバトは『明りを灯す人』がなかなか味わい深い映画だったので、見たいと思った。東京フィルメックスで見た学生が絶賛していたし。

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2018年2月 1日 (木)

剣道ノスタルジア:続き

小学6年生の剣道少年だった私は全国大会へ出ることになった。大牟田で乗った夜行列車は福岡を過ぎて翌朝に広島に着いた。そこで当時は広島まで来ていた新幹線に乗り変えた。朝ご飯が千円の駅弁だったことを覚えている。みんなで「高いばってん、たいしたことなかね」と言いながら、食べた。

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2018年1月31日 (水)

『ジュピターズ・ムーン』の妙な魅力

ハンガリーのコーネル・ムンドルッツォ監督の『ジュピターズ・ムーン』を劇場で見た。「日経」の映画評で中条省平さんが5つ星をつけて絶賛していたからだが、なかなか妙な魅力を持った映画だった。

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2018年1月30日 (火)

目白の美食の穴場

地図を見ると、私の自宅から勤務先の大学のちょうど中間のあたりに目白がある。そこを通っているバスもあるので、目白で食事をすることが増えたが、これがなかなかの穴場だ。

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2018年1月29日 (月)

『ナチュラルウーマン』の強さ

2月24日公開の『ナチュラルウーマン』を試写で見た。チリのセバスチャン・レリオという監督の映画で、アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされたので見てみようと思った。

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2018年1月28日 (日)

ついでに見た展覧会2つ

展覧会は、映画と違って見るのに時間がかからない。普通は30分強で、つまらないと思ったら10分でも見られる。たまたま通りがかったり、空いた時間をつぶしたりするために、展覧会を2つ見た。一つはBunkamuraで3月11日まで開催の「神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界」展。

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2018年1月27日 (土)

『リメイク映画の創造力』を読む

北村匡平、志村三代子編の新刊『リメイク映画の創造力』を読んだ。通常、この種の学者たちによる共著はあまりおもしろくない。おおむね、大学の先生が自分の教え子の非常勤講師を集めて作ったような本が多かった。

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2018年1月26日 (金)

ポルノ以前の西村昭五郎:続き

ふと時間ができたので、もう1本だけ西村昭五郎を見た。初監督作品『競輪上人行状記』(63)で主演は小沢昭一だったが、これが大当たりの傑作だった。脚本は大西信行と今村昌平だが、映画のタッチはむしろ川島雄三に近い。

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2018年1月25日 (木)

剣道ノスタルジア

実は、剣道二段である。これを言うとまずウケる。あの武具をつけた窮屈そうな決まりだらけの武道を、いつも減らず口ばかり叩いている私がやっていたようには、とても見えないからだろう。

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2018年1月24日 (水)

ポルノ以前の西村昭五郎

一昨日、帰宅難民になりかけたのは、実は渋谷で西村昭五郎の映画を2本立てで見たからだった。この監督は何と言っても日活ロマンポルノ第一号の『団地妻 昼下がりの情事』(1971)で映画史に名を刻まれている。

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2018年1月23日 (火)

偽装帰宅難民に見る忖度社会

昨日、家に帰ろうとして帰宅難民になりかけた。午後17時過ぎ、渋谷で用事を済ませて自宅に帰ろうと思って、半蔵門線渋谷駅に歩いて行った。ところが大変な混雑になっていた。

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2018年1月22日 (月)

『シェイプ・オブ・ウォーター』の愛おしさ

昨年ベネチアで見ていたが、その時大好きだったので、3月1日公開のギレルモ・デル・トロ監督『シェイプ・オブ・ウォーター』の試写を見に行った。ベネチアで金獅子賞を撮った時には嬉しかったが、今度日本語字幕付きで改めて見直して、本当に愛おしくなる傑作だと思った。

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