2019年2月18日 (月)

「新・北斎展」など

六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーは、森美術館の1階下にある。美術館の方は現代美術を中心とした企画展が年に2、3本開催されるが、ギャラリーはいわば貸しスペース。漫画展もファッション展も借りる主催者が動員が見込めると思ったら、なんでもあり。

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2019年2月17日 (日)

ブルーノ・ガンツが亡くなった

昨晩酔って帰ってきたら、ブルーノ・ガンツが亡くなったというニュースがネットで流れていた。少し前の映画ファンなら、ロングランをしたヴィム・ヴェンダースの『ベルリン 天使の詩』の主人公として覚えているだろう。スイス生まれで英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語に堪能なので、欧州各地の映画に出ていた。

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2019年2月16日 (土)

『500年の航海』を楽しむ

フィリピンの元祖インディペンデント映画作家、キドラット・タヒミックの『500年の航海』を劇場で見た。この監督は『悪夢の香り』(77)の昔から、日記のような映像で文明批判を展開する驚異的な存在だった。映画にも監督がよく登場するが、実際に本人を何度も日本で見た。

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2019年2月15日 (金)

人生の中抜け感

私にはこれまでの人生で、どうも「中抜け感」がある。通過すべきある地点を経ずにここまで来た感じというか。たぶん小さい頃は普通の田舎の子供だったと思う。それから、大学生になってだんだん大人になった。そして働き始めた。ここまではたぶんみんなと同じ。

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2019年2月14日 (木)

六本木で日本美術の個展2つ

六本木で始まったばかりの日本美術の大きな個展を2つ見た。1つは3月31日までサントリー美術館で開催の「河鍋暁斎展」で、幕末から明治の動乱期にかけて活躍したこの天才画家を120点余(2/3は途中で展示替えなので、実際は1度に80点くらい)で見せる。

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2019年2月13日 (水)

マスクをしたら

いつの頃からか、マスクをする人の数が増えた。これは日本だけの現象なのか、外国人によく言われる「日本の不思議」で必ず挙がる。最初は風邪なのかと思ったが、私の教え子には4年間いつもマスクをつけていた女子がいた。
いったい何のためか。

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2019年2月12日 (火)

『ちいさな独裁者』の救いのなさ

ドイツのロベルト・シュヴェンケ監督の『ちいさな独裁者』を劇場で見た。この監督は昔「ドイツ映画祭2005」で『タトゥー』(2002)を上映したことがあったが、その後ハリウッドに行って『フライトプラン』や『RED/レッド』など大作を撮っていた。今回は久しぶりにドイツで撮ったというのが気になった。

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2019年2月11日 (月)

昔、『噂の真相』に書かれた

岡留安則氏が亡くなったというニュースを聞いて、昔、彼が編集長をやっていた『噂の真相』に書かれたことを思い出した。当時はこの雑誌の名前は知っていたが、たぶん読んだことはなかった。新聞社に勤めていた時だが、ある時文化部の記者が私の机にやってきた。

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2019年2月10日 (日)

『家族のレシピ』の快さ

(この文章は手違いで数日前に1度アップしました)
3月9日公開の『家族のレシピ』の試写を見た。監督のエリック・クーは話題になった『TSUNAMI マンガに革命を起こした男』(2011)は見ていないが、『部屋のなかで』(2015年、大阪アジアン映画祭で上映)は2年前にパリで見て、その器用さに唸った。

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2019年2月 9日 (土)

入試の『徒然草』に考える

何度かここに書いたように、2月、3月は大学の教師にとって「つらい」時期。期末試験や採点もあるが、何といっても入試が一番。試験官の日は、ロボットになった気分で約3時間ひたすら立ちつくす。

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2019年2月 8日 (金)

『たちあがる女』は元気が出る映画

いつ頃からか、私は社会に逆らう人に憧れる。テロリストや銀行強盗や詐欺師でさえも、制度に対して反逆して1人あるいは数人で立ち上がる姿が好きだ。そんな私にぴったりの映画が3月9日公開の『たちあがる女』。

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2019年2月 7日 (木)

『フィリップス・コレクション展』は「すごい絵が、たくさん。」

20年くらい前のことだが、展覧会のキャッチ・コピーに「すごい絵が、たくさん。」と付けたことがある。木場の東京都現代美術館の「ポンピドー・コレクション展」だが、30万人を越す動員となった。その時は、美術関係者に「あのコピーはひどい」と言われたが。

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2019年2月 6日 (水)

『ぼけますから、よろしくお願いします。』に考える

友人からおもしろいと聞いていたが、ぜひ見たいと思ったのはこの映画のHPで信友直子監督が私と同じ年と知ったから。母の最期を見たばかりなので、急に親近感が湧いた。

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2019年2月 5日 (火)

スマホを見ない生活へ:続き

今年からできるだけスマホを見ない生活をすることにしたと、先日ここに書いた。これまで契約が7ギガまでモバイル通信が可能だったが、1月からは1ギガを超すと料金が上がる。2ギガ以内ならそれまでよりも少し安い契約になった。

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2019年2月 4日 (月)

『バーニング』の強さ

韓国のイ・チャンドン監督の『バーニング 劇場版』を劇場で見た。見終わると、満員の観客がまるで狐につままれたように戸惑い、そして彷徨っている感じが伝わってきた。それぐらいの「強さ」を持つ映画だった。

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2019年2月 3日 (日)

母の死:その(3)

母の葬儀に行って驚いたのは、近所の方々がお葬式を手伝ってくれたこと。それを地元では「隣組」と呼ぶが、これは日本史では第二次世界大戦下に全国各地で作られた末端組織を指す。その呼び方がいまだに残っているとは。考えたら東京にも「町会」や「町内会」はあるが、お互いにほとんど知らない。

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2019年2月 2日 (土)

『天才作家の妻』にうなる

スェーデンのビョルン・ルンゲ監督の『天才作家の妻―40年目の真実』を劇場で見た。予告編がおもしろそうだったし、何よりノーベル文学賞の作家の真実というのに惹かれた。少し前のノーベル賞作家を扱ったアルゼンチン映画『笑う故郷』が抜群におもしろかったこともある。

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2019年2月 1日 (金)

初めて「整体」に行く

去年の6月頃に五十肩になって何カ月も悩んでいた。7月に友人に勧められた針治療を受けたが、どうもピンとこなかった。ある時、別の友人に「なんでも治る」と聞いたのが、西新宿の整体マッサージだった。聞いたのが10月半ばだったが、予約しようとして驚いた。

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2019年1月31日 (木)

『あの日のオルガン』は松竹大船の伝統を継ぐ

2月22日公開の平松恵美子監督『あの日のオルガン』を見た。戦前の「疎開保育園」の話であり、題名に「オルガン」があったのが気になった。平松監督は山田洋次監督作品の脚本家として知られるが、最初の長編『ひまわりと子犬』は見ていない。

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2019年1月30日 (水)

母の死:その(2)

母の通夜や葬儀の間に、私の頭の中では2本の映画が巡っていた。小津安二郎監督の『東京物語』(1953)とイタリアのマルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督『輝ける青春』(2004)だが、時代も国も違うこの2本を結びつける人はあまりいないのでは。

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2019年1月29日 (火)

最終日に見た展覧会2本

かつて朝日新聞に田中三蔵さんという美術担当の名物記者がいた。私も直接いろいろ教わったが、彼の得意技の一つに、展覧会の最終日に行くというのがあった。書くつもりがなくても、気になった展覧会には足を運んだ。

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2019年1月28日 (月)

母の死:その(1)

とうとう、母が88歳で亡くなった。もちろん、これまでも身近でたくさんの人が去った。30年近く前の父の死を始めとして、親戚、友人、先輩、恩師、教え子などが、何人も何人もいなくなった。しかし、母の死は違った。今思うと、父親は私にとって、「権威主義」「体制」「因習」といった大きな壁だった。

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2019年1月27日 (日)

『半世界』のリアルさと唐突さ

2月15日公開の阪本順治監督『半世界』を見た。実は昨秋の東京国際映画祭前に見たのだが、どこか微妙だったので、アップするのをためらっていた。

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2019年1月26日 (土)

最近、お茶を飲む

昔からお茶が苦手だった。「ちょっとお茶をしようか」などと言われると困った。そんなあてもない無駄話は耐えられなかった。もちろんこの「お茶をする」は、コーヒーでもジュースでもいい。どちらにしても、ゆったりと喫茶店に座るのは苦手だった。

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2019年1月25日 (金)

原節子の激情

原節子と言えば、「永遠の処女」であり、「アルカイック・スマイル」が定着しているが、彼女が眉毛を立てて怒る場面がある。彼女が3年前に亡くなって、誰かが黒澤明の『わが青春に悔いなし』が実は重要だと書いていた。もちろん普通は『東京物語』や『晩春』などの小津安二郎の作品を挙げる。

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2019年1月24日 (木)

「イケムラレイコ」展に圧倒される

昨秋に水戸芸術館で「内藤礼」展を見てぶっとんだが、それに近いくらいの衝撃を受けたのが、国立新美術館で始まったばかりの「イケムラレイコ 土と星」展。この美術作家は数年前に竹橋の東京国立近代美術館で大きな個展を見て初めて知ったが、その世界観が気になった。

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2019年1月23日 (水)

『夜明け』の確かさ

監督は是枝裕和、西川美和の両監督の弟子で、第一回長編が彼らの会社「分福」が制作と聞いて、『夜明け』は最初は見る気がしなかった。なんとなく彼らを足して2で割ったような二番煎じを見るのかと思ったから。ところがどこかで広瀬奈々子監督のインタビューを読んだら意外におもしろかったので、劇場に出かけた。

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2019年1月22日 (火)

最近の夢の話

久しぶりにリアルな長い夢を見た。はっきりはわからないが、朝方の3時から6時くらいまで見ていた気がする。私は最初の職場(政府系機関の国際交流基金)の会議に、アドバイザーとして出席を求められて参加した。

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2019年1月21日 (月)

『マイル22』の爽快さ

俳優のマイケル・ウォールバーグとピーター・バーグ監督のコンビは、これまでも『ローン・サバイバー』(2012)や『パトリオット・デイ』(2016)で手に汗握るアクションを見せて来た。このコンビの新作『マイル22』はアジアが舞台と聞いて、さっそく劇場に見に行った。

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2019年1月20日 (日)

最近の酒の話

最近、飛行機のパイロットや客室乗務員の飲酒事件があった。パイロットは操縦する前夜にも飲んではいけないというから、大変だと思う。こちらは授業の前の晩もいつも平気で飲んでいるが。ところで、最近は昔ほど深酒をしなくなった。

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