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2009年4月24日 (金)

「シネマトグラフ覚書」

ロベール・ブレッソンのこの本は、25年前に最初にフランスに行った頃、原語版を愛読していたものだった。実は自分で翻訳を出す最初の本と勝手に決めていて、少しだけ訳し始めていた。87年に翻訳が出たときは自分ができなかったことにがっかりしたせいかどうか、買っていない。数日前、初めて翻訳を買って(4刷で今も売っている)読み始めたが、かつての感動はなかった。もちろん松浦寿輝氏の翻訳はすばらしいものだが、どうも盛り上がらない。ブレッソンへの崇拝が、全部の映画を見てしまった今となってはいささか薄れたのだろうか。あるいは単に当時の怪しいフランス語力で懸命に読んでいたのが、かえってよかったのか。まるで俳句のような単文の連なりを、辞書を見ながら必死で読んでいた。

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