「スラムドッグ$ミリオネア」
沢木耕太郎氏が朝日新聞でほのめかしていたように、見ていて欧米的な視線が気になってしょうがなかった。外国人のために描かれたいかにもわかりやすい、ツアーで見るようなインドではないのかと。
もちろん娯楽色の強い作品で、サスペンスもあって最後まで楽しめるのは事実だが。
アカデミー賞を8つ取ったのは何故だろうか。昨年11月に全米で10館でスタートしたが、600館まで広がったという。「意外におもしろい」という感想はわかるが、このレベルの映画は世界中にいくらもある。9月のトロント映画祭の観客賞がきっかけになったようだ。最近は日本の配給会社も買い付けの際に、グランプリより観客賞を取った作品を狙うという。観客賞恐るべし、である。
日本ではこの映画は当たるのだろうか。
いずれにしても、インドの観客や評論家の率直な感想を聞きたいと思った。新聞はそうしたことを載せるべきではないか。
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