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2009年6月26日 (金)

岡島尚志さんのFIAF会長就任を祝う会

先日新聞などで報道された通り、京橋のフィルムセンター主幹の岡島氏が国際フィルムアーカイブ連盟(FIAF)の会長に選出され、昨晩はそのお祝いの会があった。祝辞で黒澤組の野上照代さんが、『羅生門』の復元について語り、長年日本の映画を海外に広めてきたドナルド・リチーさんが乾杯の音頭を取るなど華やかなものだった。『カムイ外伝』の完成披露試写を終えたばかりの崔洋一監督も途中で挨拶をした。ほかにも石井聡互、篠崎誠、羽田澄子、松本俊夫、かわなかのぶひろらさまざまな作り手たちの顔もあった。
そういった華やかな顔ぶれと共に、会場にはフィルムセンターや(今はなき)ヘラルド映画、ユーロスペース、イメージフォーラム、ぴあ、川崎市市民ミュージアムなどのOBを含む懐かしいメンバーが勢ぞろいし、さながら同窓会の観があった。「こういう風に、映画界にいて本当の映画好きが集まる機会はもうない」と言っている人がいた。
帰りに配られた岡島さんの文章から。「なぜなら、映画はそこに放置して自動的に次世代に継承されるものでは決してないからです。映画を芸術として、また歴史資料として保存し、あるいは国と世界の宝として守護し、そしてそれらが広く利用活用される環境を整備するには、映画の作り手はもちろん、映画にかかわるあらゆる方々からのフィルムアーカイブに対する理解と協力、さらにはそうした声に応えることのできる持続的な人的・経済的支援を必須として含む堅固な文化インフラの構築が欠かせません。そのためにはフィルム・アーカイブの仕事が、長期的に見て映画作家や著作権者の利益となるのみならず、映画人の業績と誇りを守るきわめて有意義な事業であること、さらには国や民族のアイデンティティにかかわる重要な文化戦略的投資でもあることが、社会全体から認知される必要があるでしょう。」

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