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2009年6月13日 (土)

「レスラー」

数日前の朝日新聞で沢木耕太郎が絶賛していた映画だ。見てみると、別に傑作とは思わなかったが、確かにミッキー・ロークの熱演とそれ以上に彼がこれまで歩んできた道を考えると胸が熱くなることは事実だ。落ちぶれたレスラーの再起にかける物語と、1980年代にスターだったミッキー・ロークの人生が重なるからだ。
「ハリウッド大通り」を始めとして落ちぶれた映画スターを主人公にした映画は多い。「ハリウッド大通り」が無声映画で活躍し、トーキーの到来とともに消えていったグロリア・スワンソンを起用していたように、こうした映画は演技か実際かわからないような場面を見せてくれる点でいつもおもしろい。
それにしても「レスラー」は痛い。年をとってレスラーとしてお呼びがかからず、スーパーの食材売り場でバイトをし、恋人もできず娘にも嫌われるミッキー・ロークは本当に痛々しい。それと同時に、体にホチキスを打ったり砕いたガラスの上に乗ったり、肉体を傷つけることを見世物にするプロレスという職業をつぶさに見るのは、物理的にもつらい。

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