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2009年6月15日 (月)

「精神」

想田和弘監督が精神病患者さんたちを撮ったドキュメンタリーをイメージ・フォーラムで見た。「こらーる岡山」という診療所を舞台にしたものだが、患者さんたちがモザイクなしで出演し、自分の病気や人生を語る。そのぞれぞれがいつのまにか、映画的ないい表情をしている。なかには自分の子供を虐待して死に至らせた経験まで語る女性がいるのだけど。あるいは自分の人生を語りながら少し気取った表現をすると自ら「カットー!」と叫んで笑う男性。なんと魅力な顔だろう。
知らなかったのだが、上映後に監督が現れて、Q&Aがあった。話のうまい、ハンサムな好青年。80時間カメラを回して、2時間15分に編集したと言う。パンフレットを読んで、東大卒と知った。エリートになる道を捨てて、こんな根気の要る、そして気のめいることをやる若者がいるとは、日本も捨てたものではない。

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