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2009年6月15日 (月)

島尾敏雄

偶然本屋で手にした「出発は遂に訪れず」を読む。おそらく25年ぶりくらいだ。南の島で突撃の命令が出ていた特攻隊の隊長に、突如敗戦の知らせが来る話だが、予定された死が宙吊りになり、行き場を失った感覚は、今読んでも新鮮だ。それと村の娘トエへの思いもリアルだ。もちろんその後この小説家の実生活に起こったことを知っている我々としては、実に痛々しい。
恥ずかしいことだが、活字が大きくなっていたので読み気が起きたのは事実。名著はどんどん大きな活字で出して欲しい。

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