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2009年6月26日 (金)

『それでも恋するバルセロナ』

夕刊の広告を見ていて、明日公開のウディ・アレンの新作が丸の内ピカデリーのチェーンを中心に、新宿ピカデリーなどのシネコンに加えて、文化村ル・シネマでも上映するのには驚いた。ウディ・アレンといえばかつては単館専門だったのにチェーンでやるのかということがびっくりだし、それ以上にアート系でほかではやらないものをやってきたル・シネマもチェーンと一緒にやることにも軽い衝撃を受けた。最近アート系の映画が当たらないから、映画館の個性をなくしてでもチェーンと組むのだろうか。
映画はおもしろいです。何と言ってもハビエル・バルデムとペネロペ・クルスのアメリカ的ではない、スペイン土着の演技がいい。都会のインテリのおかしさを描いてきたウディ・アレンの新境地だろう。これでナレーションがなかったら、昔のイタリア喜劇映画みたいに即興的でもっとおもしろいかもしれない。アレンはイーストウッドと同じく、老齢に及んでさらに新しい境地に達したようだ。アメリカ映画恐るべし。
原題は"Vicky Christina Barcelona"という登場人物2名の後に都市名を並べたものだが、妙に語呂が良くておかしい。邦題もその不思議なおかしさは少しだけ受け継いでいる。

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