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2009年6月 9日 (火)

「ガマの油」

俳優・役所広司の初監督作品だが、その才能に驚く。撮影監督に栗田豊通を起用しているとはいえ、途中から天才的なショットが続々と出てくる。富士山、過去の追想シーン、自宅プール、花を散りばめた森の中、農村を走るトラックなど、まるで鈴木清順か北野武ばりの鮮烈なイメージの連続だ。
前半、物語構成が少し弱い気もするが、とにかく画面から目が離せない。伊丹十三の「タンポポ」に始まって、黒沢清、原田真人、青山真治、今村昌平、森田芳光といった個性派監督の映画に出演するうちに、自然と学んだのだろうか。この俳優の中にこんなにシュールな発想があるとは、想像もしなかった。とんでもない監督の誕生である。
映画は新宿バルト9で見たが、予告編の前に見せられる映画館PRのCMは、くどくて長くて見ていられない。早く差し替えてください。

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