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2009年7月27日 (月)

『情事』

アントニオーニの『情事』をDVDで見た。2001年の「イタリア映画大回顧」で久しぶりに見て、ひどく心を動かされたからだった。しかし小さなDVDの画面では、シチリアの荒涼とした大地に彷徨う男女たちの絶望感はあまり伝わってこなかった。しかし後半に男女2人が愛し合うシーンで、すぐそばを列車が通るシーンなどは実にいい。主演のモニカ・ヴィッティの無機質な表情がぴったりだ。
今回見ていて、終盤の場面がタオルミナのホテル「サン・ドメニコ・パレス」だったことに気がついた。確か2003年に数泊したけれど、モニカ・ヴィッティが友人を探して走る長い廊下のシーンでもしやと思ったが、正面の入り口に続いてホテル名も一瞬写った。このホテルは『グラン・ブルー』で使われたことで有名だが、『情事』の方はどこにも載っていないと思う。こちらの方が特徴ある廊下や、サロン、部屋の中から外の駐車場まで写していて、ホテルの優雅な雰囲気をそのままに伝えている。

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