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2009年7月 1日 (水)

『幸せはシャンソニア劇場から』

9月にシネスイッチ銀座などで公開されるフランス映画の試写を見た。
1936年のパリの落ちぶれた下町の劇場シャンソニアを舞台に、そこを守ろうとする人々を描いた群像劇だ。ちょうど日本映画の『Always3丁目の夕日』のように、CGを使って古き良き町並みを再現し、現在は失われた人情に支えられて生きてゆく人々を描く。前半は少しもたつくが、後半の人気歌手ドゥースが劇場を救うために戻ってきてからの舞台で繰り広げるミュージカルの数々は見ていてウキウキする。
海辺で踊る女性たちを真上から撮ったシーンを見てバスビー・バークレーのMGMミュージカルみたいだと思ったが、後でプレスを見ると、監督がバスビー・バークレーを意識して作ったと書かれていた。
戦前のパリの下町を描くのに、ノスタルジーに寄りかかって美化しすぎる姿勢がいささか気になった。例えば、1936年にジャン・ルノワール監督が撮った『人生はわれらのもの』に描かれる人民戦線運動はもっともっと厳しいリアルなものだ。

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