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2009年7月 5日 (日)

アジアの「負け犬」

出版社が出しているPR詩には、意外ににおもしろい文章が多い。何かのきっかけで自宅に送ってくれるようになった講談社の『本』では、いつも原武史の「鉄道ひとつばなし」が楽しみだ。
同じ『本』の7月号に載っている酒井順子の自著の『負け犬の遠吠え』をめぐる文章がおかしかった。韓国では「負け犬」は「老処女」と訳されたという。中国では「余女」というらしい。身も蓋もない言い方ですごい。ソウルでは「1人でいるのは寂しいけれど、儒教の教えに従って自分の安売りはしない」という考えで、「たとえ余ってしまったとしても、絶対に自分の意思を貫く」のは上海の女性。翻って東京の負け犬は「どうもふらふらしている」。「儒教的な感覚と西洋的な感覚の間で、もっとぎりぎりな股裂き状態に陥っているのが、もしかすると東京負け犬かもしれません」。
最後まで読んで、これが新著『儒教と負け犬』という本の宣伝だとわかったが、この短文だけでもおかしい。

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