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2009年7月31日 (金)

『プール』

こんな映画を見ると、すぐにでも飛行機に乗ってチェンマイに行きたくなる。とりわけこの暑い東京で狭いアパートに住み、いつも満員の地下鉄に乗っている身には、実にしみる。

ストーリーは簡単。大学生の女の子が、夏休みにチェンマイに住む母を訪ねる。小林聡美演じる母の周りには、不思議な青年と、年配の女性、そしてタイの少年。みんな風通しのいい広い家で、楽しそうに暮らしている。一緒に市場で買い物をしたり、食事をしたり。作りたてのタイ料理のおいしそうなこと。女の子は、自分や祖母を捨てた母に複雑な感情を持っていたが、次第にわだかまりが溶けてゆく。
カメラはゆるやかに人々やプールのまわりを移動する。人々は感情をあらわにせず、日々を淡々と生きる。流れる風のように。
フィンランドで撮った『かもめ食堂』や南の離島を舞台にした映画『めがね』の続編と言えるだろう。小林をはじめとしてもたいまさこなど同じ役者が出ているし、監督は違うけれど、同じ製作スタッフも多い。
あえて言えば、タイの現実はたぶんそこにはない。あくまで日本人による日本人のための映画だ。タイの人々が見たらどう思うだろうか。
9月12日公開。

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こんな映画を見ると、すぐにでも飛行機に乗ってチェンマイに行きたくなる。とりわけこの暑い東京で狭いアパートに住み、いつも満員の地下鉄に乗っている身には、実にしみる。 ストーリーは簡単。大学生の女の子が、夏休みにチェンマイに住む母を訪ねる。。。 (中略) あ....... [続きを読む]

受信: 2009年8月 1日 (土) 13時00分

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