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2009年8月28日 (金)

映画祭の意味

去年東京国際映画祭で話題を呼んだフランス映画『ジャック・メスリーヌ』の試写状が届いた。同映画祭で好評だった『アンナと過ごした4日間』の試写も始まっている。

自国の映画祭で上映された映画が好評で公開が決まる、これこそ映画祭の意味ではないだろうか。
これまで日本の配給会社は、カンヌなどで競争して高い値段で映画を買ってきた。場合によってはたった1枚の企画書で何億という金額の契約を結んできた。その結果が、昨今の映画会社の買収や倒産だ。
外国で英語字幕であわただしい環境で追い立てられるように見るのではなく、日本語字幕付きで日本の観客の反応を見ながら買い付けを決められるとは、最高ではないか。
これまで長い間東京国際映画祭は、配給の決まった作品の顔見せ的な役割を果たしてきた。それでは映画祭の意味は小さい。ようやく2年ほど前から選ぶ作品の質が少しまともになり、配給会社が見逃してきた秀作も上映するようになった。そこにきて、昨今の配給会社の瓦解が重なった。
これからは東京国際映画祭が本来の役割を果たす時だ。そのためには話題作をワールドプレミアで引っ張ってくる人脈と眼力が何より必要なのは言うまでもない。
配給会社は、外国のマーケットに行くばかりが能ではない時代にきている。

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