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2009年8月25日 (火)

横浜で展覧会2本

少し涼しくなったので、横浜まで展覧会を2本まとめて見に行った。1つは横浜美術館で今週末の31日まで開催されている『フランス絵画の21世紀』。もう1つはパシフィコで9月23日までの『海のエジプト展』。

『フランス絵画…』の方は、期待通りおもしろかった。19世紀フランスというと後半の印象派以降ばかりが日本では注目されてきたが、それまでのアカデミズム絵画や、印象派と同時期のアカデミズム絵画と並べるという意欲的な試みだった。去年国立西洋美術館で見たコローもそうだったが、印象派以前にも印象派的な表現は多く、印象派との区別がつきにくい絵も多かった。
例えばジャン=ジャック・エンネルの<<牧歌>>のような絵画は印象派より先に行っている気がした。いずれにしても、印象派というのがどういうものだったのかまだまだ再検討する余地があると思った。

『海のエジプト』の方は、恐竜博などと同じく発掘物のまわりに写真や映像をふんだんに散りばめて盛り上げる形の博覧会的なスペクタクル展示だった。海底にこれほどきれいな形で大量に埋もれていたということには驚いたが、映像でかさ上げした感のあるこの展示で当日一般2300円は高すぎる。本物の展示物は普通の美術展と同じくらいの物量だから、1500円くらいにすべきだろう。ましてや横浜市の開港150周年事業であれば。

横浜を歩いていて、みなとみらいにまだまだ草ぼうぼうの空地が点在しているのに驚いた。横浜美術館の建物は改めて醜いと思った。これが日本を代表する建築家の作品とは驚きだ。世の中には横浜好きが多いが、私はなぜか好きになれない。

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