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2009年9月16日 (水)

『戦慄迷宮3D The Shock Labyrinth』

日本初の3D映画として話題の清水崇監督の新作の試写に午前中から出かけて行った。実は今年になって公開された3Dのアメリカ映画を一本も見ていなかったので、デジタル3D初体験だ。

入り口で黒ブチの眼鏡を渡され、自分の眼鏡の上に眼鏡をかけるというみっともない状態になった。
結果は微妙というか、ずいぶんプリミティヴなおもしろさだった。手が前にぎゅっと出てきたり、顔が急に全面に出てきたり、「あっ」という瞬間はあるもののこれまで清水作品にくらべてもホラー的要素は少ない。
10年前の少年少女時代の記憶とその闇の部分を、古い幽霊屋敷を舞台にデジタルを使ってたどたどしくたどる感じだった。物語は映画としては物足りないほどシンプルだ。10年前にお化け屋敷でいなくなった少女が甦るという話だ。物語の結末よりもあくまで過去と現在が混じり合うところを3Dデジタルで楽しむことがおもしろみだろう。
一番の見どころは主演の柳楽優弥の変貌ぶりかもしれない。『誰も知らない』であんなに可愛かった彼がちょっと別人かと思うくらい普通の若者になっていて、そのぷくっとした気持ちの悪さがプリミティヴなデジタル3Dを使って10年前に遡る映画に妙にぴったりしている。
10月17日公開だが、新宿バルト9などデジタル設備があるところしか上映できないはずだ。全国で4000近いスクリーンのうちたしか200もなかったはずだが、今後増えるのだろうか。

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