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2009年9月 5日 (土)

久しぶりのベネチア国際映画祭

たぶん5年ぶりだろう。久しぶりのリド島は相変わらず快適だ。海岸通りや川に面した道を歩くのが快い。しかし映画祭参加者、特にプレスの連中の醜さは何だろう。

得意そうにプレスカードを首から下げながら、長年自分だけが映画が分かると勘違いしているうちに顔や目つきがちょっとおかしくなっている感じがする。服装だってどこか変だ。そのうえ上映中に携帯が鳴る者、メールをチェックする者までいる。文脈をはずれたシニカルな笑いも多い。映画を本当に好きな人々かあやしいものだ。イタリア語字幕がずれただけで大騒ぎ。英語がわからないで国際映画祭に来ているのか。DVDが数日で外国に送れるのだから、あるいは映像配信の時代だから本当は映画祭の時代は終わったのに、それにしがみつくのはなぜだろうか。
多くの場合、上映時間の直前まで熱い日なたに長い列を作らされる。カードを下げて偉そうに振舞っても奴隷のように並ぶ人々。大半は「私は未公開の、あるいは配給が決まらなかった○○を見た」という自己満足で生きてゆくのか。
それにしても今年は不況のせいかアメリカ人や日本人の映画関係者が少ない。イタリア語、フランス語、ドイツ語ばかりが聞こえるヨーロッパ・ローカルの映画祭になった感じだ。日本語の代わりに増えたのは中国語。
かつて会ったことのある外国の評論家やプロデューサーを何人か見かけたが、なぜか声をかける気分にならない。

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