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2009年9月23日 (水)

高城剛の『サバイバル時代の海外旅行術』

一般には沼尻エリカと結婚したことで有名になった高城剛氏の旅行術の本が光文社新書で出ていたので読んだ。「日本の旅行ガイドは使えない」ということがこの本の出発点になっていることに、同感するところ大きかったからだ。

私もかつては年に5、6回海外出張をしていたし、プライベートでも2年に一度は海外に行っていた。そうした時に、日本の旅行ガイドにはひどいホテルや日本人を食いものにするいい加減なレストランが多く、ある時期からはもう外国のガイドしか使わなくなった。例えば20年ほど前にベネチアで行ったレストランは日本のガイドに「地元民が最も評価する店」と載っていたが、ひどいものだった。夜の8時半に行ってみると60人ほどの日本の団体が食事を終えてゾロゾロと出てくるのにぶつかった。ヤバイ、と思ったが親も連れていたのでこれから探すのは大変だし日本語メニューもあるしいいかと思って入ると、従業員たちが一斉に帰りだした。残ったのはボーイ2人で、こちらが英語で頼んでもいいかげんな日本語で答え、全く人の話を聞かない。料理は遅く、出てきたものもひどかった。

で、高城氏の本だが日本のガイドはサイズが大きすぎるとか、「地球の歩き方」を持って歩いていると最もスリに狙われやすいとかというのは同感だけど、実践編はちょっとクロウトすぎる。海外で携帯を買うと断然安いくらいは僕もやったことがあるので知っているけど、iPhoneは香港で買うとか、NASAの防寒用ブランケットは便利とか、CIAのサイトで旅行情報を得るとか、スーツを圧縮して持っていくとかちょっとマニアックすぎる。彼のように旅に出ることを日常とする人には必要なことだろうが、そんな人はどれだけいるのだろうか。

最近の自分の旅行術は極めて簡単だ。事前に行く国のミシュランかその類の外国のガイドを買って、ネットの評判と比べながらホテルを予約し、着いたら食事はホテルの評判(これは知り合いの店を紹介する場合が多いので注意)と外国のガイドを比べて決める。展覧会やイベントはそこでネットや新聞を見ればわかるし、スーパーの場所や観光地についてはホテルでいくらでも教えてくれる。仕事でも観光でもそれで十分だ。

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