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2009年10月19日 (月)

文化交流の美名のもとに

ドイツ映画祭の会場で関係者と話していたら、「とにかく東京ドイツ文化センター所長のS氏がひどくて、何でも後からひっくり返す。来年も彼ならやれない」と話していた。そういえば同じような話をほかでも聞いた。

九段のイタリア文化会館のD館長は、「これまでで最低」というのが館員たちの話だ。ある会議に参加したイタリア文学の某教授によれば、「知性が皆無で、そのうえいばる」。
飯田橋の東京日仏学院のL院長は30代と若いにもかかわらず、気に入らないことがあるととにかく日本人職員を罵るらしい。私が聞いただけでも、30年以上勤めた定年直前の人や、20年以上勤めた院長秘書が次々と辞めていった。どうも在京の外国文化センターには、現在最低の連中が集まっているようだ。
問題はこうした現状を誰も本国に伝えないことにある。大使館なら本国からしょっちゅう来日があるし、重要かつ緊急案件が多いから、自然にばれるだろう。ところが文化交流は、結果も見えにくいし、接待やパーティなどでゴマもすりやすいので、ばれない。もちろん日本人職員は自分の身が心配で本国に告発などはできない。結局、文化の隠れ蓑を着て、やりたい放題ができる。
文化交流は基本的にいいことだし、本国からくる芸術家も日本人の関係者もできるだけ所長や館長を立てようとする。援助が欲しいから当然だ。だから文化団体のトップは相当の品性が必要がないと堕落してしまう。

日本の国際交流基金も、パリやローマの文化会館で現地職員を相手にやりたい放題をやっていないか心配だ。ODA予算などは報道でも無駄遣いがよく指摘されるが、文化交流は「歌舞伎にパリっ子驚く」といったニュースばかりで、批判はほとんどない。

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