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2009年10月29日 (木)

たまにはフランスの話を

フランスの映画雑誌『カイエ・ドゥ・シネマ』の編集長を辞めた(『ルモンド』紙が英国の出版社に売却したため)友人のジャン=ミシェル・フロドン氏からメールが来た。ブログを始めたという。

彼ほどの人でもやはり書く場がなくなるとブログを始めるのかと妙に納得。仏語の読める方はブログ名projection publiqueで検索してみてください。パリのジュ・ド・ポム美術館で開催中のフェリー二展をボロクソに書いたりしていてる。雑誌の文章よりも過激だ。

フランス関係だと、雑誌Nouvel Observateurの最新号がおもしろかった。特にダンビザ・マヨというザンビア生まれのオクスフォード出の女性へのインタビューが衝撃的だ。「アフリカへの外国からの援助が、アフリカをさらに貧困にした」と言っている。「1970年から98年までアフリカへの援助額が最高だった間に最貧層は10%から66%へと増えて、発展を妨げた。なぜなら援助は腐敗を招き、インフレを促進し、膨大な借金を作り、成長を妨げる」と続く。あまり日本では知られていない視点だ。この人の名前をぐぐってみたら、毎日新聞のインタビューがあっただけ。L'aide fatale「致命的な援助」という本がフランスで出たばかりのようだが、翻訳が出ないかな。

もう一つは、フランスの新文化大臣フレデリック・ミッテランのスキャンダルに対するインタビュー形式の反論。彼はミッテランの甥でアート系の映画館を経営したりして映画ファンには有名だったが、最近文化大臣になった。2005年に出したLa mauvaise vie「悪い人生」という自伝的小説で、少年愛を告白し、タイなど外国でも少年を買ったことを書いている。これが急に取りざたされているわけだが、そもそも2005年の本はフィクションとしたうえで、実際に自分が買った少年はみな15歳以上で法に反していないと言う。本の一部を引用するのではなく、すべて読めば自分をわかってくれるはず、と言うのだが、これも誰か訳してくれないかな。

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