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2009年11月24日 (火)

「ヨコハマ国際映像祭」はヒドイ

もともと現代美術の映像作品の大半は子供だましと思っていたが、11月29日まで開かれている「ヨコハマ国際映像祭2009 CREAM」は想像以上にヒドイ内容だ。当日券で1300円払ったが、久しぶりに「金返せ」と言いそうになった。

まず新港ピア会場の作品は見るべきものはほぼない。八谷和彦の作品をいくらか楽しんだ程度。テレビモニターをいくつも並べて人類学的な映像をいくつも見せたり、スクリーンに無意味な文字を投射したり、まるで20年以上前のコンセプトだ。ちなみに解説パネルのリュミエール兄弟についての記述は間違いがあった。奥の「ラボスペース」に至ってはただのゴミの集積所。
BankART会場は、だいぶまし。パブロ・ヴァルブエナの空間の角を利用した粋な映像や、新聞と手書きのデッサンを組み合わせたスン・シュンの映像も、ワン・ジャンウェイの労働と地震をめぐる映像もそこそこ楽しめる。しかし既視感のありすぎるマイケル・スノウや、映画作品の方が明らかに優れているアピチャッポン・ウィーラセクタンやシャンタル・アケルマンの映像展示を、わざわざここで見てもしょうがない。
ある部屋が「作家の都合により出品が取り消されました」と閉鎖されていたので誰かと係の人に聞いてみると、藤幡正樹と言う。最初は展示していたが数日後に撤去したらしい。藤幡といえば、会場の一部にもなっている地元の東京芸大大学院映像研究科のトップではないか。チラシにもマップにも名前があるのに、途中でこっそり撤去とは。ある事情通の友人によると、「ほかの作品があまりにひどいので撤去したらしい」。どっちもどっちな話だ。

結論。ヨコハマ国際映像祭にかけるお金があったら、横浜市は横浜トリエンナーレにもっと回してビエンナーレにすべきだ。
そういえば、会場で「恵比寿映像祭2010」の予告チラシを手にして青ざめた。これは去年見て今回のヨコハマと同じくらいひどかったのに、またやるのか。東京都はそんなお金があったら東京国際映画祭に回すべきだ。「映像祭」すべて粉砕!

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コメント

私も同じ意見です。学校の授業で行きましたが内輪で盛り上がっているだけで、作品はゴミだし、人様からお金を取って見せるにも関わらずあのクオリティーはあり得ませんでした。正直びっくりしました。

突然すいませんでした。それでは

投稿: M.S | 2009年11月25日 (水) 16時09分

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