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2009年12月 1日 (火)

国際交流基金は反撃を

先日朝日新聞夕刊で国際交流基金を批判したトンデモ記事について書いたけど、今度は「AERA」でその尻馬に乗った記事が出ている。叩く対象を見つけるとわれもわれもと集まるのがマスコミの習性だが、会計検査院の政府発表を鵜呑みにして鬼の首でも取ったように書くのは情けない。

「AERA」の記事の間違いは、先日の夕刊と同じなので繰り返さない。前の記事は事業仕分けの前だったが、今度はその後なので最初から悪者と決めつけたレベルの低い記事だ。
それにしてもこの件に関して同基金の対応はまずいと言わざるをえない。「AERA」には海外上映用に購入した映画の題名や映画会社が黒塗りされたリストが載っている。こんなものを出したらまるで本当に隠れて悪いことをしていると言っているようなものだ。黒塗りなしのリストを出し、選んだ評論家も公表すべきだった。あるいはどのような場所で上映されているかの具体例も出した方がいい。
国際交流基金の基金は1千億近くあるが、これが「基金」であることがどんなに海外で日本のプレステージを高めているかは、日本にいるとわかりにくい。例えばドナルド・キーン氏クラスの人に日本や米国の新聞に書いてもらうようなことを画策したらどうだろうか。あるいはベネチア国際映画祭のディレクターのマルコ・ミュラー氏に同基金が日本映画の海外紹介でこれまでどんなに役割を果たしたか書いてもらったらどうか。
国際交流基金の年間予算は150億円くらいだが、これはイギリス、ドイツ、フランスなどに比べると1/10から1/5だ。「ソフトパワー」を強化するならもっと増やしてもいいくらいだ。
記事で唯一同感なのは、天下りの部分。確かにこれはやめた方がいい。書いていないが役員の退職金もものすごいから。

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