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2010年1月30日 (土)

都写美とかBunkamuraとか

最近、「ウィリアム・ケントリッジ展」や「束芋展」がすばらしかったので、現代美術の映像を評価する気分になっている。で、「躍動するイメージ。石田尚志とアブストラクトアニメーションの源流」展を見に恵比寿の東京都写真美術館にでかけた。

結論からいうと、前に挙げた2つの展覧会のような衝撃はない。石田の作品は、映画や絵画の原点に遡って動く映像とは何かを思考する作品だが、コンセプトが前面に出すぎているような気がした。特に近作の『海の映画』はよくできているだけに、映像の自己言及性が鼻について楽しめなかった。これだけの力量があるのだから、もっと単純におもしろい映像を見たい。
この展覧会の前半は、いわゆる映像前史からアニメの原点の作品が展示されているが、この組み合わせは無理がある。時々は館の所蔵品を見せないとかもしれないが、それは別にすべきだろう。

ついでに同じ館の2階で見た「出発―6人のアーチストたちによる旅」は、なかなかおもしろかった。尾仲浩二の日本各地の変わらぬ日常を写す小さなプリントや内藤さゆりのヨーロッパの美しい瞬間を切り取った写真を見ていると、本当に旅に出たくなる。自分も写真を撮ろうかという気さえ起こった。さわひらきの飛行機が離着陸を繰り返す不思議な白黒ビデオ作品も妙にツボにはまった。ともに2月7日まで。

渋谷のBunkamuraの「愛のヴィクトリアン・ジュエリー展」は19世紀の英国の宝石が中心で、そのあたりに全く興味のない私にはまさに「猫に小判」だった。大半が那須高原にある穐葉アンティークジュウリー美術館の所蔵品らしいが、そんな美術館があることも知らなかった。

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