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2010年1月21日 (木)

『フィリップ、君を愛している!』に高笑い

なぜか詐欺師の映画が大好きだ。中学の時に見た『スティング』に始まって、最近では『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』とか、『ディボース・ショー』とか、直近だと『インフォーマント!』がよかった。で、3月に公開する痛快な詐欺師映画『フィリップ、きみを愛している』の試写を見た。

主演はジム・キャリーで彼が好きになる男をユアン・マクレガーが演じる。もともと普通の結婚をしていたジム・キャリーがゲイの恋人ができて派手な生活を始めるあたりから、あらゆる詐欺に手を染める。刑務所に入れられるが、そこで好きになったユアン・マクレガーのために脱獄し、弁護士になりすましてユアンも出獄させる。それから大企業に勤めたり、また牢獄に入ったり、嘘に嘘を重ねて、恐るべきテンポで詐欺師人生を送る。
見ている観客も全くその後の筋が読めない構造になっていて、最後はエイズで死ぬかと思いきや、どんでん返しを見せてくれる。これが実際に今もテキサスの刑務所に入っている男の実話と言うからすごい。
どうでもいいが、ときおり出てくるおちんちんの形をした雲がおかしい。全体に妙な優雅な調子があっていい。監督はグレン・フィカーラとジョン・レクアで、長編初監督というから今後が楽しみなコンビだ。


私が詐欺師映画が好きなのは、これまでの自分の仕事がイベントで大人数を集めたり、偉そうに文章を書いたり人にものを教えたりというような、どこか詐欺師と通じるところがあるからかもしれない。

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