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2010年2月 8日 (月)

柔らかで快適な日本?

なぜか今年は年末年始に知り合いの外国人が何人も来日した。ほぼ全員が、日本は快適だ、人は柔らかで親切で交通機関やホテルなどが見事に機能している、コンビニは極めて便利、食べ物はどこに入っても水準以上等々と満足げだ。

15年ぶりに来たフランス人は、かつて若い頃に大阪万博のために1年間日本にいた人だが、「日本人はすいぶん上品になった。昔はガイジン嫌いも多かったし、電車の中は戦争のような騒ぎだったが、今はみんな落ち着いている。生活水準もはるかに上ったし、バブル期のばからしさもない」。
そういえば2年ほど前に会った韓国の現代美術画廊のオーナーも、商売だとニューヨークや香港や北京だが、日本は何といってもソフトで快適だ。商売にならなくても、日本で友人たちと会うと楽しい、日本のホテルにいると幸せを感じる、ということを言っていた。

初めて来た人々の不満はというと、成田が遠い、駅などの英語の案内が不十分、英語が通じない人が多い、日本美術や歌舞伎や能を見たいのに、美術館・博物館は小さくて貧弱で、歌舞伎も能もやっていなかった云々だ。英語が通じないのはフランスだってそうだけど、あとは国が整備すればできることのような気がする。

今後日本がある程度の暮らしを保ち続けるためには、観光立国は必須だろう。かつては私も日本に見るものはあまりないだろうと思っていたけれど、最近の外国人の評判を聞いて、ひょっとするとフランスやイタリア並みの観光国になるポテンシャルがあるような気がしてきた。伸びゆくアジアの国々からも近いし。劣化してゆく日本人も、ニコニコ顔の土産物屋ならできる。
文化政策も国際交流政策もこの観点から考え直した方がいいのではないか。

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