ガラパゴス化:その②
本屋で雑誌を立ち読みしていたら『クーリエ・ジャポン』という雑誌に韓国の「朝鮮日報」が日本のガラパゴス化を論じている文章があったので、買ってしまった。リーマン・ショック以降、株価の回復率が最も低いのは日本であるとか、韓国に比べて日本の輸出は欧米に偏りすぎているとか、いろいろショッキングなことが書かれている。
この記事は、吉川尚宏氏を始めとする日本人が言いだしたガラパゴス化という言葉を使って日本経済を分析しているが、このようにマスコミを通じて日本のガラパゴス化のイメージは世界に広がっていくのかと思った次第。これは明らかに悪影響を及ぼすだろう。
同じ雑誌の中で、日本のストリート・ファッションは世界のトレンドを引っ張っているが、海外進出がほとんどできていないという「ニューヨーク・タイムズ」の記事があった。H&Mのなど世界のアパレル大手の担当者などは定期的に日本に来て大量に最新ファッションを大量に買い込み、それをコピーした商品を作って世界に売るという。それを手伝っている在日フランス人のコメントもあった。「東京ファッション・ウィーク」は年2回行われるが、海外のバイヤーやジャーナリストは少なく、盛り上がらない。
その文章は、世界市場をめざす「ユニクロ」に期待するところで終わるが、いいものは作るのに海外に売れないという話は映画でも一緒だと思った。東京国際映画祭が盛り上がらないのも、ファッション・ウィークと同じである。
そこにも書かれているが、「東京ファッション・ウィーク」には三宅一生や川久保玲などが出さないのが人気がない理由の一つだ。映画でも同じで、北野武も宮崎駿も黒沢清も東京国際に作品を出さない。まずはそこから始めることが必要だろう。
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