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2010年3月 1日 (月)

ドヌーヴのクールさ

「女たちの記憶」と題するフランス映画特別上映で、カトリーヌ・ドヌーヴのトークもあるというので見に行った。
『隠された記憶』という新作の後にトークがあったが、彼女が極めてクールで真っ当な受け答えをしているのが、見ていて気持ち良かった。
昔、「ニュースステーション」で久米宏と全くかみあっていなかったので、よっぽど怖い女性かと思っていたが、そんなことはなかった。

「自分は女性解放の旗手にはなりたくない。ひとそれぞれに事情はある」「結婚しなかったのは、望んだわけではなく、結果だ」「仕事のためには何かを犠牲にすることがある。その代償は自分で払うしかない。大事なことはできるだけ家族のそばにいること」「『隠された日記』では母と娘の冷たい関係を演じたが、実生活では娘と仲良くしている。撮影時も娘役の女優とは、撮影が終わるごとに実に仲良く話した」云々。

『隠された日記』は母娘三代の女たちの生き方を描いた映画で、おばあさんの亡霊が出てきたり、実にうまい脚本だ。なかでも母役のドヌーヴの存在感が圧巻だ。

会場は日経ホールで、日経新聞の新社屋にある。新しい割にホールの椅子は固かった。最近のシネコンの椅子が快適なせいもあるが。
チケットは完売なのに、中央に空席が何十もあった。そのほか会場運営も不手際が多く、日経新聞はまだまだ映画イベントに慣れていないように見えた。それにしても朝日新聞以外で映画イベントをやる新聞が現れたことは画期的なので、是非ほかの新聞も続いてほしい。

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