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2010年4月22日 (木)

フランスで「ご近所さんの日」が流行るわけ

最近エール・フランスの機内誌を読んでいたら(飛行機には乗っていません)、先日花見のことを書いた時に触れたフランスの「隣人たちのパーティー」について、浅野素女さんという在仏のジャーナリストが書いていた。

パリでLa fete des voisins(浅野さんは「ご近所さんの日」と訳している、こちらの訳がうまい)が流行るのは、住み込みのコンシエルジュがここ20年で20%も減ったからだと言う。パリのコンシエルジュとは、いわゆる管理人にとどまらず、あらゆる世話をしてくれるアパート生活の潤滑油だ。最近ではコンシエルジュの仕事が管理会社や清掃会社に委託され、住みこみの部屋を潰して売り、その収入を所有者が分割する例が多いとのこと。ずいぶん世知辛い話だ。

「ご近所さんの日」は、その潤滑油を失ったパリジャンたちが、同じアパートの人に集まろうと呼び掛けて始めたらしい。中庭や前の通りにテーブルや椅子を持ち出してワインや酒を持ち寄るスタイルは、先日の私のアパートの花見と同じ。浅野さんも「イニシャチブを取る人が必要だが」と書いているが、私のアパートでもそういう人がいたから始まった。

何とフランスではこの春には「ご近所さんの日」という題名の映画が公開されているようだ。製作資金は、多くの地方自治体が住民向けの試写会代として分担したという。ネットで予告編を見ると、あまり見る気にはならないけれど。

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