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2010年4月 8日 (木)

ほれぼれする三菱一号館美術館

丸の内の三菱一号館美術館が「マネとモダン・パリ」展でオープンした。内覧会が2日あったので、2日目の夜のに出かけて行ったが、建物というか、全体の環境にほれぼれしてしまった。かつての洋館を復元した建物が表にあり、広い中庭にはレストランなどがあって、美術館の入り口はその奥にある。

もちろんマネ展はすばらしいが、それ以上に美術館の建物や内装が印象に残った。煉瓦の建物の中の展示室には、窓からの光が漏れる。廊下の窓から見える中庭の美しさといったら。たぶん日本で最もカッコいい美術館ではないだろうか。ある人が「三菱地所が本気を出すと、国立や公立の美術館なんてメじゃないね」と言っていた。確かにこの豪華さは尋常ではない。
内覧会につきものの、挨拶などのセレモニーが一切ないのもよかった。館長を始めとして学芸員や運営スタッフが廊下に並んでいて、招待客に声をかけていた。挨拶パネルも「主催者」などという曖昧なものではなく、館長名のもので実にシンプル。

マネはと言えば、実におもしろかった。これだけの量をまとめて見て、初めてマネの革新性というか、壮大な絵画の実験の様子が伝わってきた。もちろん「オランピア」や「草上の昼食」のような超有名作品はなかったけれど、オルセーを中心に欧米の主要美術館からこれだけ集めたマネ展は、たぶん日本では最初で最後だろう。個人的には、ベルト・モリゾを描いた数点が心に残った。女性画家、モリゾの黒い憂いをたたえた瞳がなんともいい。

水曜から金曜までは夜20時まで開いているという。照明が美しい夜間をお勧めしたい。

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