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2010年8月

2010年8月31日 (火)

夏の映画は

少し年上の友人からのメールに、今年の夏の殺人的な暑さについて「『殺意の夏』ですね」と書かれていた。もちろん30年近く前の、イザベル・アジャーニが大胆な裸を見せたフランス映画のことである。この映画はフランスでは有名らしく、『ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール』誌が7月から8月にかけて連載していた「夏の映画」にも選ばれていた。

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2010年8月30日 (月)

三菱美術館にまた行く

とにかく「マネ展」を見た時の印象があまりに良かったので、三菱一号館美術館にまた行った。今回見たのは「三菱が夢見た美術館 岩崎家と三菱ゆかりのコレクション」というもので、11月3日までやっている。三菱関係の企業、財団、個人が持っている日本美術を集めた展覧会だった。

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2010年8月29日 (日)

何でもアマゾン

最近、アマゾンコムからの購入が増えた。暑くて書店に行けないせいもあるが、このところ書籍以外のものも買うようになった。プリンターのインクに始まって、USB端末。最近は下着まで買った。

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2010年8月28日 (土)

女性映画が好き:その(2)

前にも書いたが、なぜか女性が主導権を握る映画が好きだ。最近見た映画だと10月公開の『わたしの可愛い人 シェリ』と11月27日公開の『アメリア』。特に『シェリ』は、久々に痛快な会話の応酬を楽しんだ。

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2010年8月27日 (金)

『魂の流木』にはまる

この年になると自分が「読みたい」本がほぼわかる。書店で見たり、書評を読んだりするとピンときて、「ハズレ」はほとんどなくなったが、マイケル・S・コヤマの自伝的小説『魂の流木』は大当たりだった。読売新聞の書評を見てアマゾンで買ったが、届いた日のうちに読んでしまうくらいはまった。

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2010年8月26日 (木)

楽天やユニクロの英語公用化を笑う

雑誌『アエラ』のコラムに「ぐっちーさんのここだけの話」というのがある。投資会社でM&Aなどを手がける人の匿名コラムだが、世の常識を皮肉るのでおもしろい。今回ヤリ玉に上がったのは、楽天やユニクロの英語公用化だ。

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2010年8月25日 (水)

ノスタルジックな子供映画3本

子供を主人公にした映画はおおむね苦手だ。いわゆる子役の過剰な演技が見ていられない。最近見た『リトル・ランボーズ』と『プチ・ニコラ』と(ともに10月公開予定)はともに少し前の時代の小学生を主人公にした映画で、それなりによくできていたが、どうしても大人が考えた子供像という気がした。それに比べると11月27日公開の『信さん』の子供たちはずっと本物だ。

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2010年8月24日 (火)

ブリューゲルの細部に見入る

8月29日まで渋谷の文化村ザ・ミュージアムで開かれている『ブリューゲル版画の世界』をようやく見た。驚いたのは、いつもすいている夜間開館の時間帯で見たにもかかわらず、かなり混んでいたことだ。多くの人々がブリューゲルの描く中世的な不思議な世界の細部に見入っていた。

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2010年8月23日 (月)

フランスですしチェーン流行

フランスの週刊誌「ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール」を読んでいたら、フランスですしのチェーンが大流行しているという1ページ記事があった。パリ市内で1200軒(うち本物のすし屋は50軒)で、その数はフランス全土のマクドナルドの支店数を上回ると言う。

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2010年8月22日 (日)

辻邦生と北杜夫の往復書簡

辻邦生と北杜夫の往復書簡集『若き日の友情』を読んだ。どこかの書評で読んで気になったので、アマゾンで取り寄せた次第。20代前半から30代半ばまでの、二人が有名になる前の往復書簡を集めたもので、これがおもしろい。

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2010年8月21日 (土)

女性映画が好き

1960年前後のイギリスの高校生を描いた映画を2本見た。11月5日公開の『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』と名画座で見た『17歳の肖像』だ。どちらも女性監督の作品らしく、女性の視点が効いた繊細な佳作だった。

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2010年8月20日 (金)

「ブラスリー」と「ビストロ」

先週はいつもの5人組でブラスリーに行き、今週は試写で会った知り合いとビストロに行った。もちろん東京の話だ。渋谷の「ブラスリー・ヴィロン」と東銀座の「ビストロ・ヴィヴィエンヌ」。どちらもフランスの気楽な料理でおいしかった。

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2010年8月19日 (木)

今年の邦画ナンバーワン決定!

とんでもないものを見てしまった。瀬々敬久監督の4時間38分の『ヘヴンズストーリー』のことである。長いから良いというのではない。今年の邦画でこれほど映画を見る楽しさそのものを見せつけた作品はないだろう。邦画ナンバーワンが決まった気がする。

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2010年8月18日 (水)

『ながい旅』の爽やかさ

毎年8月には本屋には戦争や終戦関係の本が並んでいる。その中で最近手に取ったのが大岡昇平の『ながい旅』。『レイテ戦記』はずっと昔に読んだが、こちらは読んでいなかった。B級戦犯として死刑になった元陸軍中将岡田資の裁判を丹念に追いかけたもので、猛暑を忘れるような爽やかな読後感があった。

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2010年8月17日 (火)

アラン・デュカスの料理本は使える

これまで3つ星シェフの料理本というと、だいたい7000円とか1万円とかする高級仕様の翻訳本で、日本には食材がないからほとんど作れない、というタイプのものが多かった。しかし最近出たアラン・デュカスの本「アラン・デュカスの一皿フレンチ」は全く違う。一冊1200円の薄い本で、今のところ「米」編と「魚」編が出たところだが、完全に日本向けに作られている。

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2010年8月16日 (月)

たまには大見世物を

少し前に読んだ池波正太郎氏なら「アメリカの大見世物」と表現したような映画を2本見た。『ソルト』と『インセプション』。『インセプション』は予告編から相手の意識に侵入するというアイデアが気になっていたが、『ソルト』は交通広告のアンジェリーナ・ジョリのカッコよさに惹かれ、朝日新聞のみが映画評で大きく取り上げたことも心のどこかに引っかかっていた。

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2010年8月15日 (日)

長寿大国ニッポンの闇:その(2)

読売新聞の日曜朝刊一面の寄稿「地球を読む」は、その恐るべき保守性のゆえにかつてこの欄で「ナベツネコーナー」と揶揄したことがある。先週の山崎正和氏も今朝の山折哲雄氏もその頑迷なまでの保守性は、ほとんど老人の戯言のようだ。山折氏は「高齢者不明の夏」と題しているから、このアクチュアルな問題に宗教学者が迫るかと期待したが、柳田国男などの引用に終始してがっかりした。それでもおもしろかったのは、「人生80年」というのは最近のことだという指摘だ。

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2010年8月14日 (土)

長寿大国ニッポンの闇

大変なことになってきた。例の高齢者の不明続出という話のことだ。確かきっかけは、足立区で発見された白骨死体で、死後30年たっていたというニュースだった。その間も年金が支払われていたとか、一部銀行から引き出されていたとかということもあって、大騒ぎになった。日本は世界一の長寿国だと言われてきたが、そこには相当数の死者が含まれていたということか。

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2010年8月13日 (金)

美女に似合う韓国料理

昔から、男女が焼肉を食べるようになると怪しいという。だから、美女二人から赤坂の評判のいい韓国料理に行こうと言われた時は、実は内心妙に盛り上がっていた。「おんがね」という店を指定されて行ってみると、焼肉というより野菜を中心にした韓国料理で何とも繊細でおいしかったが、焼肉を取り合う男女の図ではなかった。

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2010年8月12日 (木)

アニメの不思議さ

先日六本木で時間をつぶすのに『借りぐらしのアリエッティ』を見たら、期待以上におもしろかった。数日前にフィルムセンターで日本のアニメの先駆者、大藤信郎の展覧会をみたばかりだったので、アニメについていろいろ考えを巡らせた。

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2010年8月11日 (水)

六本木で展覧会2本

久しぶりに展覧会のオープニングに行った。サントリー美術館の『鍋島』展。チラシにあった松の木をデザインした青磁が気になったからだ。その後、森美術館で『ネイチャー・センス』展を見た。鍋島の作りだす世界は、森美術館の現代美術より、はるか遠くを見ているような気がした。

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2010年8月10日 (火)

ヌード映画2本

年をとっても、「ヌード」という言葉には反応する。女性の裸はいつでも見たい。で、「ヌード」という言葉が題名に入った邦画を2本見た。10月2日公開の『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』と、9月18日公開の『Nude』だ。

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2010年8月 9日 (月)

真夏に読む初期マルクス

マルクスというのは、大学生の時に『共産党宣言』をめくったくらいで、読んだことがなかった。急に読もうと思ったのは、例のわかりやすい現代訳を出している光文社から『経済学・哲学草稿』が出たからだ。マルクス26歳の本で、社会に対する若さゆえの直接的な怒りが伝わってきておもしろい。翻訳も読みやすい。

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2010年8月 8日 (日)

就活が大学の半分を占める

大学の教師をしていて一番つらいのは、就職が決まらない学生の相談を受ける時だ。まじめな学生は3年生になると準備を始める。それからもう一年たって、50を超す企業から不採用の通知をもらったり、あるいは何の通知も来なかったりすると、20歳を超えたばかりの学生は、社会から自分を完全に否定された気分になって、ボロボロになる。

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2010年8月 7日 (土)

「新聞の映画評」評:8/6『セラフィーヌの庭』

昨日の夕刊各紙を見て、ちょっと驚いた。私はてっきり『セラフィーヌの庭』がメインの扱いだろうと思っていたからだ。朝日では全く触れられておらず、読売は小さな紹介だ。大きな扱いは日経と毎日のみ。

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2010年8月 6日 (金)

黒澤明生誕百年:その(3)

今週の「週刊文春」を読んでいたら、「黒澤明超入門」というミニ特集があって意外におもしろかった。いつもの小林信彦の連載も今回はミニ黒澤論で、さすがに最近黒澤についての本を一冊書いただけあって、奥が深い。

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2010年8月 5日 (木)

地下鉄一元化問題

昨日の朝刊各紙で、国と都が東京メトロと都営地下鉄の一元化の会議が開かれたニュースが載っていた。前から石原知事が言っていたことで、もともと石原知事は嫌いだが、今回は大賛成だ。

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2010年8月 4日 (水)

百年以上前の新聞を読む

今の新聞に絶望したからではないが、昨日は必要があって、明治30年(1897)の「都新聞」を一年分読んで過ごした。これが記事も広告も抜群におもしろい。
「都新聞」は今の東京新聞の原型だが、当初は芸能や花柳界の話が多い庶民的な新聞で、実は今の新聞に近い。同じ1880年台にできた新聞でも、福沢諭吉が始めた「時事新報」のまじめさとは大違いだ。

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2010年8月 3日 (火)

また、新聞の死亡記事について

新聞の死亡記事は、気になりだすと止まらない。昨日、スーゾ・チェッキ・ダミーコについて書いたが、朝日が朝刊で「抜いた」形になって、他紙は夕刊で追いかけている。

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2010年8月 2日 (月)

スーゾ・チェッキ・ダミーコ追悼

今朝の朝日新聞に出ていたが、スーゾ・チェッキ・ダミーコがこの週末の土曜日に96歳で亡くなった。戦後イタリア映画の黄金時代を担った女性脚本家で、デ・シーカ、アントニオーニ、ヴィスコンティ、ゼフレッリ、ロージなどの脚本を書き、係わった作品は100本を超す。実は6年前のちょうど今頃、ローマで会ったことがある。

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2010年8月 1日 (日)

やはり懐かしい松田優作

最近なぜか、姜尚中や川本三郎など有名人が亡くなった家族について書いた本を読んでいる。今度は松田優作の最初の妻、松田美智子による『越境者 松田優作』が文庫になったので、読んだ。松田優作といえば、『太陽にほえろ』など私が中学から大学生くらいまでに大活躍していた役者なので、いろいろ懐かしかったし、知らない事実も多かった。

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