美女に似合う韓国料理
昔から、男女が焼肉を食べるようになると怪しいという。だから、美女二人から赤坂の評判のいい韓国料理に行こうと言われた時は、実は内心妙に盛り上がっていた。「おんがね」という店を指定されて行ってみると、焼肉というより野菜を中心にした韓国料理で何とも繊細でおいしかったが、焼肉を取り合う男女の図ではなかった。
店構えはむしろ品のいい小料理という感じ。カウンターを中心に、奥に大テーブルが一つ。いつも遅れてくる男性一人を含む我々四人は、そのテーブルをもうひとつの外国人を含むグループとシェアした。
まず突き出しとして出てきたのが、揚げ茄子とじゃがいも料理。小さめのじゃがいもを揚げたのちに、ちょっと辛いソースにあえたものが一列に10個ほど並んでいる。すでにこれで満足。
あとは、これまた10個くらい並んで出てきたチジミや春雨サラダなど何とも体に優しい感じだ。レバ刺しも驚くほど新鮮で、渡り蟹の味付けケージャンも、いつまでも蟹の足をしゃぶりたいくらいうまい。このあたりから記憶があいまいだが、たぶん焼肉を少し食べて、最後は参鶏湯で締めた(と思う)。
おいしい和食を食べたような、体がすっきりした感じで、まさに美女に似合う韓国料理である。どんどんじゅ(にごり酒)をボトルで3本くらい開けた気がするが、おいしいものをたくさん食べたおかげで、翌日も全く残らなかった。また行きたい。
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