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2010年8月30日 (月)

三菱美術館にまた行く

とにかく「マネ展」を見た時の印象があまりに良かったので、三菱一号館美術館にまた行った。今回見たのは「三菱が夢見た美術館 岩崎家と三菱ゆかりのコレクション」というもので、11月3日までやっている。三菱関係の企業、財団、個人が持っている日本美術を集めた展覧会だった。

今回は「これが三菱だーっ」と持ち物を全部披露した感じ。まずは既に19世紀末に丸の内に「三菱美術館」構想があったことをジョサイア・コンドルの図面などで示す。実際は100年以上たってようやくできたが、実は由緒正しい美術館であるぞ、というところか。
その後は山本芳翠や黒田清輝、岸田龍生、梅原龍三郎など日本の近代絵画が並んでいると思っていたら、世田谷の「静嘉堂」の書や屏風が並ぶ。静嘉堂が岩崎彌之助(三菱第二代社長)と息子の小彌太(第四代社長)のコレクションだったことは、全く念頭になかった。ここは国宝や重文がたくさんあるところだ。

次には「東洋文庫」。こちらは岩崎久彌(第三代社長)が東洋学の蔵書を集めたもの。こちらも国宝がぞろぞろある。いわゆる本なので、展示としてあまりおもしろいものではないが、16世紀末に西洋で作られた日本の地図などは興味深い。

と思っていたら、次には日本郵船と麒麟麦酒の派手なポスターが並んでいる。着物を着た美女がビールを飲む類である。この2つの企業が三菱グループだとは普段意識していなかった。

そういうわけで今回は、「あれもこれも三菱でした」という展覧会だった。出品作だけを考えたら、私にはあまりおもしろいものではなかったし、展覧会としてのまとまりがなかった。会場にあったリーフレットによれば、次はカンディンスキー、その次がヴィジェ=ルブラン(マリー・アントワネットの肖像画で有名)で、この美術館自体が購入したロートレックのコレクションは一年後の展示予定だ。

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