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2010年8月23日 (月)

フランスですしチェーン流行

フランスの週刊誌「ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール」を読んでいたら、フランスですしのチェーンが大流行しているという1ページ記事があった。パリ市内で1200軒(うち本物のすし屋は50軒)で、その数はフランス全土のマクドナルドの支店数を上回ると言う。

かつて日本人だけがやっていたパリのすし屋は、次第に中国人経営の安い店が増え、2000年頃からはフランス人のベンチャー企業が続出して、Sushi Shop, Planet Sushi, Eat Sushi, Sushi Westなどのチェーン店の看板がパリ中にひしめいているらしい。

フランスの専門家によれば、現代フランスですしが流行する理由は2つ。「早く食べられる」「健康に良い」というもの。健康はともかく、フランス人が「早く食べられる」というのは驚きだ。
Sushi Shopの創業者は、2006年にチェーン化を始めてから毎年売り上げは倍増で、現在は50店舗、7000万ユーロ(77億円)の年商だと、インタビューに答えている。またEat Sushiの創業者は、パリはもう多すぎるので、これからは地方都市を制覇してゆくと語っている。
客層は女性が65%、特に25歳から45歳までの比較的高学歴の女性がターゲットという。値段は平均一食15ユーロ(1650円)でファーストフードより高いため、貧困層は行かない。
中身はというと、添えられた写真は、マグロとサーモン、エビに巻物2種にわさびとショウガと醤油が黒い盆に載っていて、比較的にまともだ。どの経営者もインタビューでは、日本に少し西洋風を足す、とかフュージョンとか語っているが。

昔、カンヌ国際映画祭から帰ってきた日本人女性が、「カンヌでお握り屋さんを開いたらきっと儲かる」と言ったことがある。映画を見るためにレストランで食べるヒマがないため、日本人や日本好きの外国人が買うというのだ。
すしのチェーンがいくつもできるくらい日本文化が大衆レベルに波及した今こそ、フランスでお握り屋さんを開いたら当たるのではないかな。

5年ほど前にベルリンで、中国人が経営する日本料理店に入って死ぬほどまずかった記憶がある。2年前のドバイの日本料理店も日本語が通じない店だったが、あまりおいしくなかった。パリのすしチェーンもそんなものだろが、今秋パリに行く時にとりあえず入ってみようと思う。

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