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2010年9月30日 (木)

昔ながらの飲み屋でくつろぐ

森下の「魚三」という飲み屋に、中年男4人で出かけて行った。森下は街自体が時代から取り残されたような感じがあるが、とりわけその飲み屋はまるで高度成長期の日本のような雰囲気を残している。1階は幅が15メートルくらいはありそうな長いカウンターが四角に板前さんを取り囲む形で、2階には大広間がある。

そこを指定したK氏は、この店に週に3回は通っているという。この人とこれまでに行ったのは、恵比寿の「さいき」と新橋の「ダイヤ菊」で、いずれも時代から取り残されたような飲み屋ばかりだ。
我々は2階の大広間に行ったが、まずそこにたどり着くのが大変だ。1階の店の横にあるビルの暗い階段を勝手に登ってあちこち探すとたどり着く。知らなければとても行けない。

中に入るとそこは昭和の日本だ。何の仕切りもない大広間の畳敷きにテーブルが3列に並ぶだけ。十人くらいの中年男のグループがふたつ、まだ7時なのに完全にできあがって、大声で騒いでいた。もちろん煙草はあちこちでモクモク。
我々が注文したのは、さんまとまぐろの刺身に、アジのフライ、箱ウニ、あさりかき揚げ、ほっけ焼きとかいろいろあったが、よく覚えていない。注文するには、テーブルの置いてある紙切れに書いて持っていく。酒は熱燗の8合瓶しかない。2人で来たらとても飲めないだろう。それをコップで飲む。コップ酒というのは思わず飲みすぎてしまう。8合瓶を2本空けたところで、「9時で閉店です」の声。気がつくと周りの団体客は誰もいない。

何を話したさえよく覚えていないが、料理は抜群に安くておいしく、そしてくつろげて楽しかったことだけが記憶に残っている。門前仲町にも「魚三」はあるが、こちらの方が家庭的だというのがK氏の話だった。こんな店に来ると、日本はいい国だと思ってしまう。

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