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2010年10月 6日 (水)

パリが東京に、銀座三越は新宿伊勢丹に

パリでフランス人に連れて行ってもらったことのあるレストラン『ル・ブール・ノワゼット』が先月銀座にできたので、例の5人組で行ってみた。新しくできた三越新館の12階で、レストランに入る前にエスカレーターで散歩した。これまでの有閑婦人向けのようなベタな雰囲気を排した、まるで新宿伊勢丹にそっくりのシックな造りに驚いた。合併効果とはこういうことかと思ったが、新宿伊勢丹と違ってどの階も人がほとんどいない。

レストランに入っても、客は少なかった。私が店を選んだので思わず心配したが、味はパリ本店同様にすばらしく、値段も同じように安くて嬉しかった。
料理はコースのみで、いろいろ選べる5000円とおまかせの6500円で、我々は5000円にした。私はエビの包み揚げに野菜のカルパッチョ付きと、鴨胸肉のロティと腿肉とフォアグラのパイ包み焼きを取ったが、これが何ともおいしかった。ともに揚げものが含まれていたが、どちらもふわりと軽い。
友人たちは牛のほほ肉の赤ワイン煮や鶏肉の黄色いワイン煮を食べていたので少しもらったが、こちらも重すぎず繊細な仕立てだった。
5人でワインを3本飲んで、アペリティフなども頼んで一人一万円ちょうど。今年行った東京のフランス料理では一番の満足度だった。それにしてもパリの店の料理を東京で、それも伊勢丹のような三越で食べるとは妙な気分だ。

星付きのレストラン並みに洗練された料理を、コースのみにして気軽な内装で安い値段で出すというのが、パリで流行の「ネオ・ビストロ」だが、これは日本に根付くだろうか。この店がこれから予約が取れない店になるか、1年後に潰れるかどちらだろうかとみんなで話し合ったが、後者を挙げる友人が多かった。とにかくおいしいので、予約なしでも入れる今がチャンスだと思う。
この階と下の11階に入っているほかのレストランもなかなかおいしそうな店ばかりだが、どこも人が入っていない。10階には「銀座テラス」という大きな吹き抜けがあって、時間をつぶすのに良さそうだ。

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