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2010年11月11日 (木)

正統派居酒屋「樽平」

銀座のど真ん中に、これぞ正統派居酒屋というべき店がある。小料理屋やバーがひしめく金春通りから少し入ったところの「樽平」がそれで、からからと戸を開けたとたんに、別世界が広がっている。地方勤務を終えて東京に戻ってきた友人の歓迎会をそこでやった。東京に戻ってきて良かった、と感じてもらえる店と思って選んだ次第。

「樽平」の何がいいか。まずはそのたたずまい。壊れそうな一軒家で、1階はカウンターと大きなテーブルや小さなテーブルがひしめきあい、2階は大きな個室が2つ。店員さんも板前さんも、客に媚びもせず威張りもせず、古き良き日本を感じさせるようないい感じだ。

そしてその料理。シンプルでうまい。大きなかつおの刺身とか、メザシ焼きやマグロのカマ焼き。山形料理の店なので、当然「むきそば」(そばではない)とか「玉こんにゃく」とか、「もってのほか」(菊の花を煮たもの)とか。そしてシメはもちろん「芋煮」。牛肉がどっさり入っているのに改めて驚いた。料理はどれも出てくるのが早い。

そして安い。その日は4時間近く盛り上がって焼酎を1本空け、食べに食べて飲みに飲んだが、一人5千円は超えなかった。1階で軽くやれば、3千円くらいだ。
全員が言いたいことを勝手にしゃべり、おなかも一杯になって、疲れてそのまま帰宅。これほどの満足感を与える居酒屋は珍しい。

「樽平」は銀座以外にも新宿や池袋や江古田(!)にもあるらしい。まだ行ったことはないが、ほかの場所だと有難みが減るような気もする。

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