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2010年12月20日 (月)

本物のないダ・ヴィンチ展

テレビのCMで日比谷公園の特設テントでダ・ヴィンチ展をやっていることを知り、近くを通った時に入って見た。展覧会名は「特別展 ダ・ヴィンチ ~モナ・リザ 25の秘密~」。まさか特設テントに本物の油絵が来るとは思わなかったが、本当に本物が1点もないダ・ヴィンチ展だった。

入るとすぐに黒柳徹子の顔をした《モナリザ》が語りかけてきて、のけぞってしまう。進んでも高い天井からバナーがぶら下がっているばかりでどうなるかと思ったが、少し行くとダ・ヴィンチが考案したさまざまな機械の模型が並んでいた。飛行機やヘリコプター、時計、偏心カムなどの大きな機械が並んでいて、一部は触って動かすこともできるので、それなりにおもしろかった。すべて外国で作られたものだが、これは日本で作ったらもっと精巧なものができるような気がした。
それぞれの図面の複写もあったが、そこに書かれている言葉の邦訳がなかったのは残念。

つまらなかったのが、絵画のコーナー。どうせ複製ならば実物大と拡大したものを、当時と同じような自然光で見てみたかった。この会場では強い照明が当てられていて、どの絵も黄色く見えてしまう。パリのルーヴル、フィレンツェのウフッツィ、ロンドンのナショナルギャラリー、ロシアのエルミタージュなどに散っているダ・ヴィンチの絵画を複製でいいから、自然光で並べて見たかった。
「モナリザの25の新事実」というのも、ぱっとしない。

全体として会場が広く、天井が高い割には中身の薄いスカスカした展覧会だった。観客も少なかったので余計にそう感じたのかもしれない。この内容では普通の美術館はとてもやらないだろうから、テントでやることになったのだろう。

帰りにビック・カメラに寄って大型液晶テレビの品定めをした。ずらりと並んだ鮮明な画面を見ながら、ここでダ・ヴィンチを見た方がマシなのではないかと思ってしまった。それにしても最新のテレビは品数が多すぎてとても選べない。

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