新国粋主義のススメ
先日このブログで「陰翳礼讃のススメ」などと書いたが、事態はそんな呑気なものではなくなってきた。ニュースによると、3月の都内のホテルの稼働率が5割を切って過去最低だという。地震後、東北の多くの温泉旅館がキャンセルされたという記事は前に読んだが、都内のホテルの場合は、外国人の来日が激減したことが原因だという。
そういえば、3月の来日外国人が前年同月の半分になったというニュースもあった。こうした「日本離れ」は、旅行関係のみならず、さまざまな産業に影響を及ぼすだろう。
こうなったら、日本人が日本にカネを落とすしかない。外国旅行をやめて、国内を旅行する。国内ではできるかぎり日本のものを買う。日本人の貯蓄率は世界一らしいので、今こそ使う時だ。そうしていかないと、あらゆる国内産業が疲弊してゆき、税収も上がらずに政府の負債はさらに増えてしまう。国内の個人消費が一割伸びれば、結果として被災者を救う最大の力になるのではないか。
そういえば、昨日の日経新聞で、「ジョルジョ・モランディ展」や「プーシキン美術館展」など、海外から借りる予定の大型美術展がいくつもキャンセルになっているという記事があった。地震や原発が怖くて外国の美術館が貸すのを止めたらしい。大いに結構なことだ。ならばこの機会に、徹底的に日本の美術を見せればいい。日本の美術館や新聞社は外国の美術館に億単位の借用料を払って借りるのが通例だから、そのお金を日本美術に向けたらどうだろうか。損するのはむしろ、借用料が稼げない外国の美術館だろう。
急に国粋主義になった自分だが、考えて見たら昨晩は自宅でフランス製のワインを飲んでいた。千円と少しで同じレベルのものは日本にはないのだ。まあ、輸入や輸送、問屋、小売りなどの日本の会社にもお金が落ちるので、良しとしよう。
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