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2011年5月18日 (水)

営業のストレス

先日、大学で1回だけの講義をしてもらうために、同じ日に二つの会社を訪ねた。電話やメールで内容は伝えていたが、やはり「直接お会いしてご挨拶」が必要だと思ったからだ。午後に二つのアポをこなすと、大きな疲労感が残った。これが「営業のストレス」だったのかと痛感した。

別に難しい内容のお願いでもないし、そもそも既に先方が了解している案件だ。しかし、決められた時間に遅れないように会社を訪ね、短い時間で手際良く要件を話すというごく当たり前のことが、こんなにストレスになるとは思いもしなかった。

会社員の頃は、一日に4つも5つもアポをこなして飛び回っていた。場合によっては、百貨店の店長や販売促進部長にA4一枚の企画書を出して、「ついては企画料として一千万円をいただきたい」とヤクザまがいの営業までやっていた。その頃はそれが楽しかった。

今は大学にいて、外部に出向くことはほとんどない。用があれば、まず先方から来てくれる。たった2年やっただけで、そのスタイルが体に染み付いてしまったようだ。

長年大学で教えている方のなかには、あまり業績を残していなくても、自分が一番だと思っているケースが見うけられる。授業内容は誰にもチェックされないし、人に頭を下げる機会はまずない。大学内はもちろん、大学近くの飲み屋に行ってさえも「先生」と呼ばれる。そんな日々を何十年も続けるとそうなるのだろう。

何とか社会とつながっていたいと思うが、アポ2つで疲れているようでは無理かもしれない。

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