早起きか夢か
最近、朝早く起きる。単純に宴会が減って寝る時間が早くなったからだが、それでも早く起きて自分の時間を持とうと思った理由がある。それは映画プロデューサーの中沢敏明さんの話を聞いてからだ。
中沢さんは『おくりびと』、『13人の刺客』、今年のカンヌに出た『一命』を手がけた辣腕プロデューサーだ。その彼が「朝は4時半くらいに起きて、7時から本屋でじっくり時間を過ごして企画を考える」という。雑誌や本やビデオを手に取ることで、アイデアがいつのまにか生まれてくるという。「頭が冴えるのは朝だけ」とも。
私は映画の企画を考える必要はないが、ものを考える人間ではありたい。私にとっても、朝は頭が冴える時間帯だ。だからなるだけ早く起きて、せめて本や雑誌に目を通したいと思った次第。
でも目覚ましはかけない。これが会社員を辞めた最大の特権だから。目覚めた時に起きる。そうすると、ときどき10時間くらい寝てしまうこともある。そんな時はヘンな夢ばかり見る。先日見たのは、高校の入試に落ちた夢だった。そのくやしかったことといったら。私は高校だけは希望通りのところに入ったつもりだが、なぜそんな夢を35年後に見たのだろうか。
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