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2011年5月20日 (金)

日経新聞のカンヌ連載

日経新聞の古賀重樹編集委員によるカンヌ連載がおもしろい。昨日の分で9回目だから、毎日書いていることになる。通常日本の新聞の映画祭レポートは、終了後に2回くらいに分けて書く。10日間で何百本もの映画が上映されるのに、この分量だと今年の傾向と日本勢の奮闘を書けば終わりで、物足りない。

少なくともフランスやイタリアの新聞は、毎日カンヌの記事が載る。それは近いからということ以上に(日本の新聞は東京国際映画祭も同じ扱い)、部数が少ないので文化的なエリート層向けに書けるからだろう。しかし日本の何百万読者で、毎日カンヌの記事を読みたい人は少ない、という論理だ。

これまではカンヌなどの細かいレポートは、映画祭専門サイトで見るしかなかった。それだって毎日ではない。ところが古賀記者は毎日書く上に、新聞記者だからきちんと状況分析がなされており、当然だが文章もうまい。新聞記者には珍しく、映画の知識も豊富だ。いつもの新聞記事に比べて、ネット特有の軽さもあるのもいい。

これを読んだら、来週の火曜頃から出る朝日や読売の「まとめ」は、気の抜けたビールのように見えるだろう。次からは、各紙の記者も毎日ネットに載せるようになったらおもしろいのだが。
考えて見たら、2週間も出張して30本から40本も映画を見て、開幕と受賞結果の短信にわずか2本の総括では、確かに楽過ぎますな。

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