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2011年5月 8日 (日)

久しぶりの高級フランス料理

長らく、高級フランス料理店に行っていなかった。昔はパリの「トゥール・ダルジャン」に行ったり、銀座の「ロオジェ」に行ったりしたものだが、外食が増えるにつれて、気楽な店ばかり行くようになった。年と共に、恰好をつけるのが面倒になったこともある。先日久しぶりに行ったのが「シェ・イノ」。

かつて京橋の高速の下にあった頃はよく行ったものだが、実は明治屋本社ビルに移ってからは行っていなかった。バブル前は、「シェ・イノ」と言えば本場フランスで修業した数少ないシェフのいる貴重な店だった。ところが80年代後半からは、フランスで修業したシェフがどんどん増えて、そのうえイタリア料理が流行り出したから、「シェ・イノ」はちょっとかすんだ感じがしていた。

お店の前に行くと、まず重々しい扉に緊張する。店に入ると、満面の微笑みをたたえた女性が待っていた。席に案内されて、あらためて豪華な内装に驚く。シャンパンを頼み、普通の前菜、メイン、デザート、珈琲のランチコースを選んだ。それでも4830円で、昔より高い。

前菜の魚介のサラダもメインの仔牛肉のシチューも、しっかりした味ながら軽やかでおいしかった。今どきの冒険的な食材の組み合わせや凝り過ぎた盛り付けがないのもいい。デザートの代わりにチーズを頼んだが、こちらもシェーヴルだけで3種類もあるなど、相当の品ぞろえだった。

問題はお勘定が想像以上に高かったこと。ワインが1万円以下のものがほとんどなかったのが大きい。フランス料理がワインで収益を出しているのはよく聞く話だが、せめて5000円くらいから数本置いて欲しい。昼などは、むしろ普通のコート・ドゥ・ローヌが飲みたい。

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