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2011年6月28日 (火)

夫婦50割引を使う

ずっと前から楽しみにしていた映画館の夫婦50割引を初めて使った。今年50歳になったからだが、2、3年前から「あと少し」と心待ちにしていた。数ヶ月前に東宝が映画館料金の見直しを始めた時は、「直前でなくなるかも」と不安になったものだ。

別に夫婦でなくても男女のどちらかが50歳を超えていれば(本当に免許証を確認された)、当日1800円が1000円になるというもの。2人で3600円が2000円だから、これはずいぶん安い。少し前からその資格があったが、シネコンでは使えなかったりして、ようやく先日その恩恵を被った。

ネットで調べたところ、この制度を導入した2004年は利用者が4%だったが、今では8%になったという。僕らの世代はかつて80年代から90年代のミニシアター黄金時代を経験しているので、もともと映画を見る習慣がある。この数字はまだまだ伸びるだろう。

それしても日本の映画人口は、ここ40年間だいたい1億5千万から2億人でずっと横ばいだ。どこかで読んだが、韓国やフランスは人口比で日本の2、3倍映画を見ているという。日本の映画人口が2倍になれば、映画界は劇的に変わるだろうが、何か方法はないのだろうか。

ところで、夫婦50割引で何を見たかと言うと、『SUPER 8』。スーパー8が流行っていた、70年代後半の雑多な雰囲気(特に家の中)が出ていたのが良かった。アクション・シーンも冒頭の列車が次々に脱線するシーンは『宇宙戦争』のようで良かったが、中盤に怪物が出てくるあたりからはいま一つ乗れなかった。

ところでこれを書きながらふと思ったが、ゲイ・カップルにこの制度は適用されるのだろうか。何となく東宝は断るような気がするが。

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