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2011年6月

2011年6月30日 (木)

「タレント・キャンパス・トーキョー」は二流の証明

大学で「タレント・キャンパス・トーキョー2011への参加募集」という掲示を見た。「タレント・キャンパス」と言えば、ベルリン国際映画祭中に、著名な監督や俳優などが若者向けの連続講演会をするものだと思っていたが、この東京版ができるようだ。

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2011年6月29日 (水)

企業の売り上げ

『週刊文春』で坪内祐三氏が取り上げていたのが、『帝国データバンクのパッとわかる業界地図』。文庫本紹介の欄というのが笑えるが、さっそく買ってみると確かにおもしろい。いわゆる有名な企業というのと、売り上げは結びつかないことがよくわかる。

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2011年6月28日 (火)

夫婦50割引を使う

ずっと前から楽しみにしていた映画館の夫婦50割引を初めて使った。今年50歳になったからだが、2、3年前から「あと少し」と心待ちにしていた。数ヶ月前に東宝が映画館料金の見直しを始めた時は、「直前でなくなるかも」と不安になったものだ。

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2011年6月27日 (月)

上品な目白の和食

勤務先が池袋方面ということもあって、その近くで飲むことが増えた。最近行って気にいったのが、目白の「季」(とき)という和食の店。目白は住宅街というイメージがあるが、この店はまさに通りの喧騒から離れたところにひっそりと立つ、上品な店だ。

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2011年6月26日 (日)

イオセリーニに酔う

「フランス映画祭」でオタール・イオセリアーニの新作『Chanterapas』(原題)を見て、酒を飲んだように酔ってしまった。学生時代に『落葉』(1966)を見て以来のファンだったが、『月のお気に入り』(84)以降のフランスで作った作品にはどこかなじめないでいた。その無造作で傍若無人なユーモアが何か引っかかったのだろう。

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2011年6月25日 (土)

新藤兼人が語る日本映画史

99歳の新藤兼人監督に中川洋吉氏がインタビューをした『挫折する力 新藤兼人かく語りき』が抜群におもしろい。新藤監督本人が2004年に15回にわたるインタビューに答えたもので、監督自身の制作の秘話もさることながら、彼がさまざまな映画人について自由に話す部分が痛快だ。

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2011年6月24日 (金)

阪本順治監督の軽快なコメディ

阪本順治監督と言えば、1989年のデビュー作『どいつたるねん』から、最近は『闇の子供たち』など、一貫して問題作を撮る監督という印象がある。ところが、7月16日公開の『大鹿村騒動記』は、そんなイメージとは違って、軽快なテンポのコメディだ。

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2011年6月23日 (木)

オレ様のフランス料理

ちょっと変わったフランス料理店に行った。京橋の「ラ・ボン・ヌーベル」。店にはメニューがどこにもない。料理は(たぶん)5000円のコースのみで、席につくと「嫌いなものはありませんか」と聞いてくる。われら4人とも「ありません」と答えると、準備が始まる。

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2011年6月22日 (水)

フランスの格差社会

少し前の仏誌「Le Nouvel observateur」を読んでいたら、「フランスでこの20年に進んだ格差社会」という特集があった。私が最初にフランスに行ったのは27年前だが、社会の中の格差の大きさに目を剥いた記憶がある。それがさらに進んだとはどういうことか。

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2011年6月21日 (火)

ディズニーランド的教育

時々、ベストセラーを読む。いつも世の中の主流と無関係な本を読み、映画を見て暮らしているので、「みんなが読んでいる」らしいものを手に取りたくなる。今回買ったのは、『9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方』。キャッチが“「素質」は問わない。 チーム全員がリーダーになるように「人を育てる」法則”。

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2011年6月20日 (月)

映画に見る現代の家族

「現代の家族」のイメージそのものの映画を見た。9月に公開される吉田光希監督の劇場デビュー作『家族X』。両親は私の世代、父親はリストラ寸前で、母親は鬱病。子供は大学を卒業してもフリーターのままで親と会話をしようとしない。

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2011年6月19日 (日)

わたるさんの本

最近、映画関係者に会うと、「わたるさんの本読んだ?」という話題になる。高橋渡さんの『東京シネマ酒場』のことである。わたるさんは、1994年に開館した映画館「恵比寿がーデンシネマ」の支配人を2007年まで務めた人で、その前は長らく日本ヘラルド映画にいた。

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2011年6月18日 (土)

ジュリエット・グレコのコンサートに行く

もともとシャンソンは苦手だ。いかにも「おふらんす」という感じがする。正確にはシャンソンが嫌いというより、シャンソンを好きな日本人が気持ち悪いのかもしれない。そんな私がジュリエット・グレコのコンサートに行った。招聘元の社長が知り合いで、招待してもらったからだ。

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2011年6月17日 (金)

迷走するフランス映画祭

6月23日からフランス映画祭が始まる。これまで長い間、六本木のシネコンで3月に開催していたのが、6月に有楽町朝日ホールになった。1993年に横浜のパシフィコの大ホールで始まったフランス映画祭が、六本木、お台場、大阪のシネコンに移ったのが2005年。そして今度はまたホールに移る。迷走しているのではないか。

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2011年6月16日 (木)

アマゾンの円決済に注意

長い間、騙されていた。アマゾンコムで海外から本やDVDを買う時の、円決済の話だ。たぶん5年ほど前から、購入の最終確認ボタンを押す時に、ドルやユーロが突然円に換算されて、円での決済がデフォルトになっている。円だと何となく安心で、いつもそのもまま決済していた。

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2011年6月15日 (水)

島の生活に憧れる

井上荒野の小説『切羽へ』を読んだ。たまたま手に取ると、前からその名をよく聞くが、読んだことのないこの作家が私と同じ年の生まれだったこと、めくると九州の方言が出てきたことが理由だ。「明け方、夫に抱かれた」という出だしもよかった。

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2011年6月14日 (火)

山の映画は当たるのか

不況の映画界では、何をテーマにした映画が当たるかを考えるのに必死だ。最近は山をテーマにした映画が当たるらしい。邦画では一昨年の『剱岳』も、現在上映中の『岳』も当たっている。昨年のドイツ映画の『アイガー北壁』もそこそこの成績。そうした流れか知らないが、ドイツ映画『ヒマラヤ』が8月6日に公開される。

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2011年6月13日 (月)

クレーの大きさ

クレーがこれほど大きな画家だとは思っていなかった。竹橋の東京国立近代美術館で始まったばかりの「パウル・クレー 終わらない物語」展を見た感想だ。もちろんクレーは好きな画家の一人だが、セザンヌやマティス、ピカソなどのように、絵画そのものに革命を起こした画家だとは思っていなかった。しかし今回の展覧会を見ると、その一人に加わりそうだ。

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2011年6月12日 (日)

西麻布の隠れ家フレンチ

西麻布に「アルモニ」というフランス料理店がある。店名は英語で言えばハーモニー。その名の通り、バランスの取れた総合点の高い店だと思う。数年前に2、3度行ったきりだが、例の五人組で久しぶりに出かけた。

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2011年6月11日 (土)

周防正行の不思議さ

最近、必要があって周防正行監督の『それでもボクはやっていない』(2007)をDVDで見た。劇場公開時に見逃していたので、今回が初めてだったが、実におもしろかった。2時間20分もあるのに、画面に引き付けられて最後まで一気に見てしまった。

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2011年6月10日 (金)

神楽坂のスペイン・バル

最近、スペイン・バル(バー)がどんどん増えている。90年代から固苦しいフランス料理よりも、ラフなイタリア料理が流行り、今世紀になってそれが進んで居酒屋のようなスペイン・バーがもてはやされているようだ。しかし、行ってみると、落胆することが多い。作り置きのスパニッシュオムレツやパエリヤなどたいした料理も出ないのに、意外に高い。

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2011年6月 9日 (木)

踏み絵としての映画『マイ・バック・ページ』

先日私と同世代の脚本家と会った時、「映画『マイ・バック・ページ』は一種の踏み絵ではないか」という話になった。原作の川本三郎氏と同世代の中には、コテンパンに非難する人がいる。脚本家の荒井晴彦氏は、自ら編集長を務める『映画芸術』で、完膚なきまでに叩いていた。

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2011年6月 8日 (水)

ネットの「悪影響」

私くらいの年になると、若者に対する愚痴が多くなる。とくにネットに対しては、あらゆる「悪影響」を見つける。ネットばかり見て、他人と話さない。何でも検索して、本を読まない。ネットや携帯にお金をかけるので、映画を見に行ったり外食したりしない云々。果たしてこれらは正しいのか。橋本良明著『メディアと日本人』はその偏見を科学的に分析している。

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2011年6月 7日 (火)

パチンコの市場規模

新聞を読んでいると、数行の小さな記事に物思いにふけったり、記事の趣旨とは関係のないデータに感心したりすることが多い。今朝の朝日新聞のオピニオン面には、震災後のパチンコに対する批判への反論が載っていた。インタビューを受けているPOKKA吉田さんのことは知らないが、パチンコの年間売り上げは20兆円と言っている部分に驚いた。

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2011年6月 6日 (月)

ホラー映画は苦手だが

ホラー映画は苦手だ。もともと怖がりだし、実を言うと血を見るのも嫌だ。そんな私が気にいってしまったのが、8月5日公開のアメリカ映画『モールス』。スェーデン映画『ぼくのエリ 100歳の彼女』のリメークらしいが、オリジナルを見ていなくても文句なくおもしろかった。

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2011年6月 5日 (日)

久しぶりのトーハク

「写楽展」と「ブッダ展」のポスターを見て、久しぶりに東博(トーハク)に行った。トーハクとは上野の東京国立博物館のことで、美術業界語かもしれない(ちなみに東京国立近代美術館はトーキンビ)。「写楽展」はさすが東博という感じで、国内外から可能な限りの写楽を集め、関連の浮世絵を含めて300点近くを並べる大展覧会だ。

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2011年6月 4日 (土)

ステロイド剤を塗る

高校生の時に一度だけ長期入院したことがあるが、それ以外はほぼ病気知らずだ。病院は人間ドックに行く以外は、十年以上行っていない。ところが最近になって厄介な症状が出始めた。耳が痒い。

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2011年6月 3日 (金)

転換点としての1989年

最近、昔の写真を見たり、すっかり気分が後ろ向きになっている。そんな時に手にした新書が、竹内修司著『1989年』。副題に「現代史最大の転換点を検証する」と書かれている。1989年はベルリンの壁が崩壊した年なので、気になっていた。

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2011年6月 2日 (木)

四半世紀前の写真に息を飲む

先日、学生時代の友人からメールが来た。今度出す本に使うので、1985年のカンヌ国際映画祭の写真がないか、というのだ。その女性は、日本では劇場公開されなかったポール・シュレーダー監督『MISHIMA』のスタッフとしてカンヌ入りしていた。パリにいた私も、何とかプレスパスを手に入れて、カンヌに行った。

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2011年6月 1日 (水)

『下女』のリメイク

かつて『下女』という幻の韓国映画があった。1960年に金綺泳(キム・ギヨン)監督が作った映画で、日本では1996年に初めて映画祭で上映されて、衝撃を与えた。そして、半世紀後にそのリメイクを韓国の中堅監督イム・サンスが撮ったという。今回の邦題は『ハウスメイド』で8月公開。

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