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2011年7月15日 (金)

郡山のパリ祭に行く

例年フランス大使館でやる革命記念日レセプション、つまりパリ祭を郡山でやるというので出かけて行った。最近フランスとは嫌なことが続いたので今年は行かないつもりだったが、震災に連帯して郡山での開催というのにひかれた。ついでに仙台にも行きたい理由もあった。

そんな時に1日1万円でJR東日本を乗り放題のパスがあることを知ったので、すぐに買った。仙台はかつてはからずも迷惑をかけてしまった友人に会うのが目的だった。昼食をともにし、一人で途中までしか運航していない仙石線に乗って、海岸の方へ。松島海岸を歩いてホタテ焼きを食べたりしながら、少しだけ温泉に浸かった。そこからまた歩いて東北本線の駅に着く。

もちろん地震で壊れた家も瓦礫の山もあった。その衝撃については、多くの人がもう語っているからあえて書かない。個人的に心に残ったのは、在来線の心地よさだ。昼間のガラガラの車内に時々中学生や主婦が乗ってくる。寂れた駅のそれぞれに異なる佇まい。窓に突然現れる海。しばらくこうした時間を味わっていなかった。帰りの郡山駅でものすごいスピードで通過した新幹線を見ながら、新幹線の復旧を優先したJR東日本を原武史氏が批判して「東北新幹線は権力そのものだ」と書いていたのを思い出した。

で、パリ祭はどうだったかというと、東京からフランス料理のシェフが大挙して得意料理を披露していたので、いつもに比べて料理が極めてハイレベルだった。「シズィエム・サンス」のコルビーさんの鴨のコンフィやパッションさんのカスレなどがずらりと並んでいたのだから。

フランスのミッテラン文化大臣の挨拶は、残念ながら普通の官僚の作文だった。かつてパリでこの人がやっていた趣味のいい映画館によく通っていたので、少し期待していたのだが。
郡山開催というアイデアは、フランス側の思惑は別にして、500人以上の日本人やフランス人を東京から集めて金を落とさせたのだから、悪くないだろう。

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