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2011年7月 6日 (水)

池澤夏樹氏の「暴論」に共感

昨日の夕刊各紙のトップは、松本復興相の辞任だった。この人の発言をユーチューブで見たが、確かにひどい。菅首相にとって新たな打撃だ。おもしろかったのは、その日の朝日の夕刊文化面に作家の池澤夏樹氏が菅直人擁護論を書いていたことだ。一見「暴論」のようだが、妙に共感するものがあった。

池澤氏は、小泉や石原や小沢が政治家としてのゲームに強い理由を述べる。そして自分はこのゲームに関心がないとして、政策でみると所得格差を広げた小泉政権を評価できないという。

そして菅首相が掲げている「再生可能エネルギー特別措置法案」を支持する。菅が初当選した翌々年から衆院科学技術委員会で再生可能エネルギーを訴えたことを挙げて、その姿勢が一貫していると書く。浜岡原発を停止し、エネルギー計画を白紙にし、「発送電分離」に言及し、サミットでの一千万個のソーラーパネル構想を出したことなどを挙げて「ぼくはどれにも賛成する」。
そして池澤氏は「ぎりぎりまで居座り、改革を一歩進めてほしい」とまで書く。

確かにもともと市民運動家で理系の菅首相にとっては、まさに彼らしさが発揮できる時だ。その政治家としてのふるまいは一流ではないが、彼の政策は今なら国民の支持を得られるかもしれない。経済界や官僚にもっと近い政治家が首相なら何とか原発を残そうとしただろうと考えると、池澤氏の言うことが意外に正しく見えてきた。

こういう発想になるのは、『原発のウソ』を読んだばかりからかもしれないが。

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