ハウスクリーニングを頼む
この年になって、なぜか初めてということが多い。今までやらなかったことを試してみたくなる年頃か。先日は、ハウスクリーニングを頼んでみた。要は金を払って掃除をしてもらうことだが、かなり驚きの体験だった。
20代後半、つまりバブルの頃に、月に一度掃除を頼んでいるという友人夫妻を見て、「何とバカな」と思ったことがある。掃除くらい自分でやれとか、そんなお金で時間を買うような考えはいけないとか思った。今回、頼んでみると、これは偏見だった。
単なる掃除ではない。30代の男3人が、朝9時から夕方5時半まで、昼食と午後一回の休憩以外は黙々と働いて、ピカピカにして帰っていった。エアコンの中の清浄は特別な装置を使わないと無理だし、風呂やトイレの汚れはこれまでどんな洗剤を使っても落ちなかったものだ。つまり専門的な仕事である。
特に浴室が目が覚めるように変わった。3人のうち1人は一日中浴室を洗っていたが、タイルの隙間などあちこちに溜まった汚れがすべて消え去って、新築のようになった。
私は3人の仕事ぶりを変わりばんこに見て、「へえー」などと言いながら、一日中うろうろしていた。自分の家を奴隷みたいに他人に掃除させて、どうしても後ろめたい。とても落ち着いて本などを読める気分にはなれない。それで彼らの技能に感心する振りをしながらうろうろしていたが、さぞ目障りだったことだろう。自分が彼らよりも遥かに年上だったことが、せめてもの救いだった。
頼んだのは「おそうじ本舗」という大手チェーン。チェーンといってもフランチャイズで、店舗によってずいぶん違うらしい。3社の見積もりを取ったが、最大手の「ダスキン」は値段が高く、地元の店はちょっと素人ぽかったのでやめた。
これを読んで興味を持った人は、とりあえず浴室だけなら1万円ちょっとなので、頼んでみたらどうだろう。驚きです。
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