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2011年8月 5日 (金)

肝臓病は治る

渡辺純夫著『肝臓病』という新刊の新書を買った。帯に書かれていた「肝臓病は治る時代です」という文句に惹かれたからだ。酒ばかり飲んでいる今の私を知る人には信じられないだろうが、実を言うと30年以上前に肝炎を患って1年間ほど入院していたことがある。だから「肝臓病」という言葉には、今でも反応する。

入院当時、ずいぶん肝臓病の本を読んだ。今回この本を読んでわかったのは、1970年代後半から比べると医学が驚異的に進歩していることだ。

当時はB型肝炎がようやく見つかった頃で、「治療法は安静と栄養」と言われたものだ。今ではワクチン、抗ウィルス剤などができて薬でウィルスを封じ込めることができ、新たな患者の発生はほぼなくなったらしい。

同じく当時は「非A非B」などと言われていたC型肝炎もウィルスが見つかり、完全に治るようになったという。それどころか、最近はD型、E型の肝炎も特定されているらしい。かつて「不治の病」と言われた肝がんさえ、外科手術やラジオ波焼灼療法などで治療も可能だと書かれている。

とにかく定期的に血液検査を受けて、もし妙な疲れや食欲減退が起きたらすぐに病院に行けば、まず治るようになったのが肝臓病だ。

私の場合はその後酒ばかり飲んでいるのに、血液検査はいつも良好だ。「かつてウィルス性肝炎になった人はアルコール性肝炎になりやすいか」という疑問(愚問)には、この本は答えてくれなかった。「もちろんです」と言われるのが怖くて、医者に聞いたことはない。

そういえば、長期入院をしたせいで、私の進路は大きく変わった。今思い返すと、それで良かったと思う。

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