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2011年10月

2011年10月31日 (月)

「っす言葉」と「お疲れさま」と

1週間ほど前の日経新聞で川本三郎氏が、自著『マイ・バック・ページ』の映画化にあたっての後日談のようなことを語っていた。それは登場人物の言葉使いをめぐる話で、大学生の言葉に日々接する自分には、妙に印象に残った。

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2011年10月30日 (日)

まだまだおかしい東京国際映画祭:その(6)

東京国際映画祭で一般向け上映の回に参加していると、こりゃお客さんがかわいそうだ、と思うことがある。昨日見たコンペの『プレイ』がそうだ。私の横にいた若い女性二人は始終うつむき、耳に手を当てていた。

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2011年10月29日 (土)

おもしろくてためになる『上野先生、勝手に死なれちゃ困ります』

最近、『絶望の国の幸福な若者たち』という卓抜な若者論を描いた26歳の古市憲寿と上野千鶴子の対談『上野先生、勝手に死なれちゃ困ります』を読んだ。副題に「僕らの介護不安に答えてください」とあって、老人介護の話が具体的に書かれていて役に立つし、それ以上に2人の世代論がおもしろい。

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2011年10月28日 (金)

まだまだおかしい東京国際映画祭:その(5)

人間の表情をきちんと見せる映画はおもしろい。そんなことを考えさせる映画をコンペで2本見た。1本はロドリゴ・ガルシアのアイルランド映画『アルバート・ノッブス』、もう1本はセドリック・カーンのフランス映画『より良き人生』。

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2011年10月27日 (木)

革命を煽る朝日新聞

もちろん朝日新聞は基本的には反体制だったはずだが、それがだんだん「サヨク」というか、サブカルレベル(=民主党レベル?)になっていて、残念に思っていた。ところが今朝の朝刊の論壇面に高橋源一郎と小熊英二の写真が並んでいるのを見て嬉しくなった。

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2011年10月26日 (水)

まだまだおかしい東京国際映画祭:その(4)

プレス用の上映に行くと、当然ながら知り合いの新聞記者や評論家、配給会社の人々に会う。そこでは毎年のことだが、プレス向け上映のネット予約システムへの不満を語る。そうした運営のまずさについては後日まとめて書くことにして、とりあえず昨日見た2本について書く。

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2011年10月25日 (火)

まだまだおかしい東京国際映画祭:その(3)

週末の空いた時間をぬって、3本を見た。偶然にすべてフランスと関係ある映画だった。まずはワールド・シネマの『黒澤 その道』。長年、黒澤明の仏語通訳を務めたカトリーヌ・カドゥーが自ら監督したドキュメンタリーだ。

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2011年10月24日 (月)

ル・クルーゼをオーブンに入れる

最近作った料理で、一番簡単でおいしかった「豚肉の牛乳煮」について書く。これは少し前の『エル・ア・ターブル』という月刊料理雑誌に、平野由希子さんが紹介していたもので、ル・クルーゼ鍋をオーブンに入れて作る。

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2011年10月23日 (日)

まだまだおかしい東京国際映画祭:その(2)

昨日から東京国際映画祭が始まり、オープニングに出かけていった。さすがにグリーンカーペットを歩くのは遠慮して、セレモニーが始まった直後くらいに六本木東宝シネマズに行った。オープニングは3Dの『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』で、これがひどかった。

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2011年10月22日 (土)

『ウィンターズ・ボーン』に似ている映画は

少女が大活躍する映画が好きだ。10月29日に公開されるアメリカ映画『ウィンターズ・ボーン』はその系統の映画で、17歳の少女が、一人で家族を支える。この映画について今週の『アエラ』に藤原帰一氏が書いた文章がおもしろかった。

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2011年10月21日 (金)

最近のボケ日記

最近は立て続けにボケたことをやっている。ほとんど毎週1回だ。ここに書くことで自らの恥をさらし、繰り返さないように肝に銘じたい。まず第一は得意のダブルブッキング。

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2011年10月20日 (木)

VPFという幽霊が跋扈する

最近、映画業界でVPF(バーチャル・プリント・フィー)という言葉を何度か耳にした。直訳すると仮想プリント代。デジタル化でプリント現像費がかからなくなったら、これを払うことになったとある配給会社から聞いた。えっ、誰がそんな費用を決めたのか、誰に払うのかと驚いたが、これにはカラクリがある。

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2011年10月19日 (水)

リモンチェッロに沈む

ベネチア国際映画祭に去年や今年行った仲間が集まって、銀座のベネチア料理店「バラババオ」に行った。ここはタラ料理やポレンタなどベネチア特有の料理を安く出す店で、大いに盛り上がった。問題はその後だ。

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2011年10月18日 (火)

教師は聖職

「朝日新聞」土曜beの「悩みのるつぼ」がおもしろい話は先日書いたが、少し前の岡田斗司夫氏の回答にドキリとすることが書いてあった。先生は「立派な人格者であることを無意識に期待する」というくだりだ。

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2011年10月17日 (月)

『猿の惑星:創世記』を楽しむ

昨日は、ほぼ満員の日劇で『猿の惑星:創世記』を楽しんだ。予告編でCGを駆使したアクションものが次々と流れて疲れたが、この映画は少し違った。確かに猿のアクションはすべてCGだ。

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2011年10月16日 (日)

吉本隆明の『真贋』に笑う

たぶん30年ぶりくらいに、吉本隆明の本を読んだ。文庫になった『真贋』で、最近の著作だ。帯に「自分の親だということを忘れてのめりこんだ よしもとばなな」という文字があったので、気になった。読んで、笑ってしまった。

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2011年10月15日 (土)

また山形に来てしまった:その(5)

今年は久しぶりに山形国際ドキュメンタリー映画祭に3泊もした。最近は1泊や2泊が多かったが、3泊してみると、改めていい映画祭だなと思った。

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2011年10月14日 (金)

KLMと喧嘩する

先日、東芝とパソコンをめぐって喧嘩したことをここで書いたが、こんどはKLMオランダ航空ともめてしまった。この秋の終わり頃、欧州の辺鄙な都市に行かねばならず、ネットで比べるとKLMが一番乗り継ぎが良かったので、予約した。ところがそれから1週間くらいたった今朝、携帯が鳴った。

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2011年10月13日 (木)

くせになる車谷長吉の短編

先日友人に勧められて読んだ車谷長吉の短編集『忌中』に続いて、『金輪際』を読んだ。考えたら、本の題名が秀逸だ。忌中とか金輪際とか、こんな不吉で不快な題名はめったにないだろう。

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2011年10月12日 (水)

また山形に来てしまった:その(4)

もうとっくに東京に戻っているが、コンペ作品で気になった3本について書いておきたい。まずは、ニコラ・フィリベールの『ネネット』。日本でも『パリ、ルーヴル美術館の秘密』や『ぼくの好きな先生』など何本も公開されている監督だ。

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2011年10月11日 (火)

また山形に来てしまった:その(3)

実は今回一番驚いたのは、「わたしのテレビジョン―青春編」だった。私は昔からテレビはほとんど見ないが、若い友人から「キムラエイブンが必見」と聞いて行くことにした。上映場所は山形美術館という前回まで使われていなかったところだ。

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2011年10月10日 (月)

スタンドカラーの建築家

イラストレーターの安西水丸が、少し前の「読売新聞」夕刊に「芸術とか、芸術家とかいう言葉が恥ずかしい」と始まる文章を書いていた。そこでおかしかったのは、芸術家ぶる人が「少しも似合わないマオカラーを着る」と書いているくだり。

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2011年10月 9日 (日)

また山形に来てしまった:その(2)

国際映画祭では、コンペ以外のセクションをどれだけ充実できるかが重要だ。その点、山形はこれまでも「日米映画戦」や「世界先住民映画祭」などの個性的な企画があった。今回は「シマ/島」特集の第2弾として、キューバのドキュメンタリーが集中的に上映されている。

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2011年10月 8日 (土)

また山形に来てしまった:その(1)

1980年代後半から90年代にかけて映画好きを自負してきた者にとって、「山形」は聖地だった。国際ドキュメンタリー映画祭が始まって、世界からアート系の監督たちが押し寄せたからである。キェシロフスキ、ホウ・シャオウシェン、ソクーロフなどなど。2年に1度山形に行くのは当然だった。

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2011年10月 7日 (金)

今も生きるピナ・バウシュ

来年2月25日公開のヴィム・ヴェンダース監督の3D映画『Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』を見た。2年前に亡くなったピナ・バウシュのドキュメンタリーだが、単なる記録映画に留まることなく、今も生き続けるピナの精神を見せることに成功している。

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2011年10月 6日 (木)

『山猫』のブルーレイを堪能する

あるシネコンの役員の方が、今年の地デジ化で大型テレビが家庭に入ったのが痛い、と言っていた。敵が同業他社ではなく、一般家庭になってしまったと。確かにわが家もだいぶテレビの画面が大きくなった。その大きな画面でヴィスコンティの『山猫』(1964)をブルーレイで見た。

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2011年10月 5日 (水)

失望した「モダン・アート、アメリカン」展

国立新美術館で12月12日まで開催中の「モダン・アート、アメリカン」展を見てがっかりした。チラシの表にジョージア・オキーフ、裏にエドワード・ホッパーの絵があるのを見て、ずいぶん期待していたからだ。

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2011年10月 4日 (火)

車谷長吉の小説を初めて読む

車谷長吉という小説家の名前は知っていたが、ついぞ読んだことがなかった。先日酒を飲んでいた時に、朝日新聞の土曜beの「悩みのるつぼ」欄が話題になり、とりわけこの作家の回答がすばらしいと評判になった。後日、そこにいた映画会社社長の美女から、おススメの小説リストが送られてきた。

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2011年10月 3日 (月)

子供を思う親の映画2本

自分には子供がいないせいか、子供を思う親の映画がピンとこないことがある。最近見たなかでは、12月23日公開の中国映画『運命の子』と11月5日公開のアメリカ映画『ラビット・ホール』が、よくできていると思いながらもいま一つ乗れなかった。

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2011年10月 2日 (日)

肉食の日々:その(2)

次に行った肉自慢の店が、神楽坂の「カルネヤ」。イタリア語のカルネ=肉に日本語のヤを加えてCarneyaというあたりが、神楽坂らしい親しみやすさというか、居直りだ。おおむねイタリア風だが、おいしければ和風も辞さずというノリ。

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2011年10月 1日 (土)

肉食の日々:その(1)

今週は、肉料理が自慢の店になぜか2軒も行った。1軒目は「トスカネリア」という恵比寿のトスカーナ料理の店。犬養裕美子氏の本で紹介されていて、妙に行きたくなった。

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